バンコクでワクチン(アストラゼネカ)を接種してきたので、その様子をレポートします。
予約はタイ保健省のサイト(※現在は予約休止中)で行い、MRTクロントゥーイ駅近くのMedPark Hospitalで接種しました。料金は無料です。
接種当日は大きなトラブルもなく、比較的スムーズにワクチンを接種してもらえました。病院に来てから出るまでの所要時間は夫は約2時間半ほど、私は約1時間でした。
夫の場合の副反応は接種翌日から頭痛と37.5℃前後の発熱があり、その次の日には回復。私の場合は接種当日から頭痛と38.5℃前後の発熱、筋肉痛があり、翌日の夕方には回復しました。
ワクチン接種後の副反応に備えて用意しておくとよいもの
外国人のワクチン接種予約と価格
今回接種したワクチンは、タイ保健省が運用するウェブサイトで予約しました。
https://thailandintervac.com/expatriates
※現在はこのサイトは閉じられ、https://expatvac.consular.go.th/が稼働中。
8月1日(日)11時からタイ在住の全ての外国人(18歳以上)が、全ての都県において、このシステムで登録可能。接種は、60歳以上、7つの基礎疾患保有者、12週以上の妊婦が優先。
このサイトでタイ在住外国人向けのシノバックとアストラゼネカのワクチン接種予約が可能。予約段階でどちらか選べます。接種費用は無料です。
接種する病院は
- MedPark Hospital
- Vimut Hospital
- Phyathai 2 Hospital
の3つから選択できて、我が家ではMedPark Hospitalを選択。予約の最終画面で予約情報を記したPDFをダウンロードすることができました。
本来はサイトで予約情報を確認・修正ができるはずなのですが、予約がいっぱいのため現在は実質停止しています。
そのため本当にワクチンが予約できているのか疑っていたのですが、夫は予約の数日前に予約確認メールが届きました。私にメールが来たのは前日夕方でした。
副反応で夫婦二人そろって寝込んだら大変なので、私の分は夫の予約日から約1週間間隔をあけて予約しました。
必要なもの
必要なものは以下の4点です。
- 予約確認メール
- パスポート
- 保険証(※必須ではないけれど、激しい副反応に備えて念のため)
- 筆記具(※必須ではないけれどあると便利)
ワクチン当日に避けるべきもの
- コーヒー
接種会場で待機中に「スターバックスに行って良いか?」と聞いた方がいて、係員の方は「コーヒーはダメ」と回答していたそうです。
当日の接種の様子(MedPark Hospital)
アストラゼネカ1回目
さて、接種当日。
私も夫に付き添ってMedPark Hospital(地図)にやってきました。
MedPark HospitalはMRTクロントゥーイ駅から徒歩3分ほどのところにあり、アクセスは良かったです。MRTクロントゥーイ駅の②番出口から出ました。
予約時間の30分ほど前に到着。
きれいで大きい病院でほっと一安心です。正面玄関から入ると受付があり、そこで目的を伝えるとQRコードを読み込んでGoogle フォームに記入するようにいわれました。
その後はスターバックスの裏側のドアから出て、番号札をとるための列を並ぶように案内されました。
こちらに並びます。ここに来ているのは全員外国人のようです。
番号札とビニールがもらえました。
こちらで番号が呼ばれるまで待ちます。
待っている間に係の人が来てくれて、椅子に座ったままバイタルチェックを行います。身長と体重は口頭で伝えます。チェックが終わったらこの紙が渡されます。
ビニールは血圧測定時に腕に巻いて接触を避ける目的のよう。このビニールはワクチン接種後のバイタルチェック時にも使うので、病院を出るまで捨てないようにしましょう。
自分の番号が呼ばれたら、前の机で問診をします。
問診は英語の用紙に自分で記入する方式です。それとワクチン接種に関する誓約書にサイン。
このとき携帯番号を伝えるのですが、間違いがないように紙に書くか、スマホ画面に表示して提示すると良さそう。夫は口頭で伝えたらしいのですが、後でもらった紙に記載された携帯番号が間違っていたので、指摘して修正してもらったそう。
また、夫は予約画面で間違えて「18歳以下」にチェックを入れていたのですが、ここで改めて同じチェック項目の用紙に記入するので、特に問題にならなかったみたい。
問診がすむと、ついにワクチン接種のブースへ。口頭で伝えられた番号のブースにて接種してもらいます。
接種しているところの写真撮影もOKでした。
すでに報じられているとおり、腕のかなり上の方、肩に近いところに接種。痛みは普通の予防接種と変わりなかったそう。
接種自体はあっという間に終わり、ワクチン接種済のシールがもらえました。
その後奥の広場で再度待機し、名前が呼ばれたらバイタルチェック。その後もう少しだけ待ったのちに、今回のワクチン情報と次回の予約日(9月)が記載された紙をもらいました。
病院に来てから病院を出るまでの所要時間は、夫は約2時間半、私のときは約1時間でした。私の方が後に接種したのですが明らかに人数が少なくて、スムーズに接種してもらえました。
アストラゼネカ2回目
2021年9月中旬の予約された日付にアストラゼネカ2回目を打ちました。
だいたい1回目と同じでしたが、健康状態の申告や誓約書などに日本語書類が用意されていたところが前回と違いました。MedPark病院は日本人向けのワクチン接種も行っているので、そのためですね。
人出も1回目と同様で、1回目長く待った夫は2回目も待ち時間が長く、1回目にスムーズに打てた私は2回目もスムーズでした。
ワクチン(アストラゼネカ)接種後の副反応について
アストラゼネカ1回目
夫の場合、接種当日は副反応はほぼなかったのですが、翌日から頭痛と37.5度前後の発熱がありました。
あとは接種箇所に多少の痛みあり。腕が上がりにくくはなっていますが、衣服の着脱に支障が出るほどではないみたいです。
念のために翌日は出社せずにWFHにしていたのですが正解でした。ワクチン接種翌日は予定を入れないことをおすすめします!
さらに翌日(接種後2日目)には、元気になって出社していきました。副反応が長引かずに良かった。
私の場合は接種当日の夕方には頭痛がはじまり、寒気がして発熱。38.5℃くらいまで上がりました。
翌日にはなぜかおしりが筋肉痛になり、これがけっこう痛くてしんどかったのでタイレノール(アセトアミノフェン)を飲みました。薬が効いたのか、その後は順調に回復して接種翌日の夕方には通常どおりに戻りました。
ちなみに、我が家では副反応に備えてポカリスエットを用意。水分をたくさんとるようにしました。食欲はさほど変わらなかったので、いつも通りのご飯を食べました。
副反応に対する対処法についてはバムルンラード病院の公式日本語LINEで配信された百武先生Q&Aが参考になりました。
Q. アストラゼネカのワクチンと副作用
A. アストラゼネカのワクチンをうって翌日に頭痛がするから血栓が心配、と病院に来られる方がおられます。アストラゼネカ接種後の血栓の発症は接種日を0日として4-28日後です(ごく稀に3日後の報告もありますが)。もちろん激しい頭痛の場合はいつでも病院に来られた方が良いですが、軽度の発熱や頭痛は免疫系が正常に活動している証拠ですので、心配しなくて大丈夫です。タイレノール(パラセタモール)を飲んで様子をみて、それでもきつい場合はロキソニン(タイ名だとJaprolox)等の解熱鎮痛剤を飲むことができます。
厚生労働省のホームページが詳しいです。
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/
ワクチン接種後の副反応に備えて用意しておくとよいもの
アストラゼネカ2回目
アストラゼネカ2回目の副反応は、夫も私も1回目に比べてごく軽いものでした。覚悟していたから拍子抜けです。
夫は接種当日の夜から翌日にかけて軽い頭痛程度がありました。私の場合は腕の軽い痛み以外は痛いところはほとんどなく、ただひたすら眠気を感じました。
厚生労働省のサイトにも「2回目の接種後の方が副反応の頻度が低くなる傾向」とありましたが、まさにそのとおりの反応となりました。
まとめ
以上、バンコクでワクチン(アストラゼネカ)を接種した体験談をまとめました。
ワクチン接種自体は比較的スムーズに行われ、副反応はありますが今のところ想定内のものです。とはいっても1回目接種時の副反応はけっこう辛かったので、ワクチン接種時は十分な備えをすることをおすすめします。
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※文中の日本円表記は1バーツ≒3.5円で計算(2021年6月現在)
ありがとうございます。ワクチンの種類はどのタイミングで分かったんでしょうか?
予約するタイミングで、アストラゼネカかシノバックを選択できました。