30代半ばをすぎて、肌のたるみ・毛穴が気になってきました。そこでエイジングケア成分として知られるレチノールを取り入れてみることに!
たくさんあるレチノール配合化粧品のなかから、ラロッシュポゼ(La Roche-Posay)のRetinol B3 Serumを購入しました。
この投稿では、
- ラロッシュポゼ(La Roche-Posay)のRetinol B3 Serumを選んだ理由
- 実際に使ってみた感想
について記したいと思います。
35歳をすぎて肌悩みが増えてきた!レチノイド(ビタミンA)を取り入れてみることに
お恥ずかしながら、これまで美容に関しては無頓着だった私。基礎化粧品も「使用感が良ければプチプラでOK」っていう感じで選んできました。
若いころはそれでも良かったけれど、35歳を過ぎたころから本格的に肌の悩みが増えてきました。これまでサボっていたつけが回ってきたみたいです。
特に気になるのが頬まで広がる毛穴です。どうやらこれは「たるみ毛穴」ってやつみたい。たしかに数年前に比べると頬もたるんできている実感があります。
そこで自分なりに対策を調べてみたところ、どうやら「レチノイド(ビタミンA誘導体)」を使うのが良さそうな感じ。
レチノイド(ビタミンA誘導体)は肌にハリ、ツヤを与える成分として知られていますが、その反面、「レチノイド反応」といって皮膚の皮むけ、赤み、かゆみなどの反応が出やすい特徴があるということも分かりました。
さて、そのレチノイドにはいくつか種類があって、大まかにはこんな感じに分けられます。表の上にある成分ほど活性が大きく効果が出やすい一方、レチノイド反応も大きいのだそう。
種類 | |
---|---|
トレチノイン | レチノイドの中でもっとも強い活性を持ち、シミ・シワ・にきびなどに有効とされるが、その分レチノイド反応も強い。 日本では医療機関のみで処方できる医薬品。妊娠中は使用できない。 「レチンA」というタイの有名なシミ取りクリームに配合されており、タイでは普通の薬局で購入できる。 |
アダパレン(ディフェイリン) | トレチノインよりレチノイド反応が弱め。 日本では医療機関のみで処方できる医薬品で、にきびの治療薬として保険適用。妊娠中は使用できない。 アダパレンが含まれた代表的な製品であるディフェリンジェルは、タイでは普通の薬局店頭で購入できる。 |
レチノール | レチノールは化粧品に配合でき、誰でも購入できる。 トレチノインやアダパレンに比べて活性は弱いが、レチノイド反応も出にくい。 |
私がざっと調べたところだとこんな感じでした。
で、どのレチノイドを使ってみましょうか?
私がいるタイでは日本と違ってトレチノインやアダパレンが薬局で簡単に手に入りやすい環境なので、それらを使うことも考えはしました。
ただ現状ニキビが大量にできているようなこともないので、最初から強めの薬を使うのはどうなのかと思って。レチノイド反応が強く出てしまい、逆に肌がボロボロになっても本末転倒ですし。
それに日本で医薬品とされているものを自己判断で使うのもちょっと怖いな~と思って。もし使うならお医者さんの指導を受けながら使いたいという希望もありました。
ただ、病気でもないのにわざわざ今の時期に病院に行くのははばかられるので、コロナがもう少し落ち着いたタイミングで美容皮膚科に相談にも行ってみたいと思っています。
以上のような理由で、まずは化粧品のレチノールからはじめてみることにしました。トレチノインやアダパレンを使わなくてもレチノールで効果が出れば万々歳ってことで。
タイでレチノール、どれを買う?私が購入を検討した製品4つ
次にレチノール配合の化粧品の中で具体的にどれを買うのかでまた悩みました。
選んだポイントは以下の4点です。
- レチノールを初めて本格的に使うから濃度低めで
- アクティブな成分だからこそ、信頼できるブランドのものを
- タイで手に入りやすい
- お財布にやさしい価格
キールズ(Kiehl’s)のレチノールセラム(DS RTN リニューイング セラム)
最初に候補に挙げたのが、キールズ(Kiehl’s)のレチノールセラム(DS RTN リニューイング セラム)です。
こちらは日本でも発売されていて人気みたい。心配しているレチノイド反応も抑えられるような処方になっているのだそう。
レチノールの配合濃度については日本語の情報は見つけられなかったのだけれど、タイのYouTuberさんの動画で0.1%と言っていました。公式情報ではないので参考程度にはなりますが、濃度低めでレチノールのはじめの一歩にちょうど良いかなと思いました。
さらに乾燥対策としてセラミドやナイアシンアミドも配合されているのも良いなと思います。
ただし価格が高い!日本では50mlで11,000円。タイでもLAZADA購入できますが50mlで฿3,550(約12,780円)と日本よりも高額になります。
これまでプチプラのものばかり使っていた私としては、1万円越えはどんなに良いモノだとしても手が出せませんでした。
Bootsのプライベートブランド No7のレチノール美容液(No7 Advanced Retinol 1.5% Complex Night Concentrate 30ml)
もう一つ気になっていたのが、タイでよく見かける英国発のドラッグストアBootsのプライベートブランドNo7のレチノール美容液(No7 Advanced Retinol 1.5% Complex Night Concentrate 30ml)です。
先ほども挙げたタイのYouTuberさんの動画によると、パッケージには1.5%とありますが、これはレチノール複合体としての濃度であって実際のレチノール濃度は0.3%だそう。(複合体っていうのが具体的に何なのかよくわからなかったけれど…。)
こちらはBootsに行くたびに気になっていて。テスターがあったのでパッチテストとして前腕の裏側に塗ってみたのですが、使用感も良かったし時間が経っても特に問題なさそうでした。
定価は1,400 THBですが、セール時は1,000バーツ以下になることもあり、取り入れやすいお値段です。
正直これでも良いかな~とも思ったのですが、これまで私はNo7ブランドのものを使ったことがない点が不安要素でした。
セラヴィ(Cerave)のレチノールセラム
もう一つ気になっていたのが、アメリカのスキンケアブランドセラヴィ(Cerave)です。
皮膚科医と共同開発されているらしく、その点は安心感があります。またセラヴィ(Cerave)はタイの薬局でも売っていますし、またタイの大きな病院の薬局でも売っているのを見かけたりするので、信頼できそうなスキンケアブランドという印象を持っています。
さらに何より、私自身がセラヴィ(Cerave)の保湿クリームとローションを使っていて、すごく気に入っているんですよね。
ですからレチノールもセラヴィのものを使いたいと思っていたのですが、どうやらタイではセラヴィのレチノールが含まれた製品はタイでは公式に販売してないみたい。
そうなると並行輸入品を公式ではないところから買うことになっちゃうのですが、タイだと「それって本物なの?」ってところが気になります。ニセモノを買ってしまっては元も子もないので、セラヴィのレチノールは諦めることにしました。
ラロッシュポゼ(La Roche-Posay)のRetinol B3 Serum
そして最終的に選んだのがラロッシュポゼ(La Roche-Posay)のRetinol B3 Serumです。
こちらのレチノール濃度は公式からは分からなかったのだけれど、0.1%のレチノールと0.2%のパルミチン酸レチノールが配合されているという海外の方のレビューがありました。こちらも公式情報ではないので参考程度にはなりますが、レチノールを取り入れるはじめの一歩として悪くなさそうです。
ラロッシュポゼは敏感肌のためのスキンケアブランドとしてフランスで設立されたブランドです。Retinol B3 Serumも敏感肌の人でもレチノールを使いやすいようにという理念のもと作られたのだそう。保湿成分としてナイアシンアミド(ビタミンB3)とグリセリンが含まれています。
ラロッシュポゼはセラヴィ(Cerave)と同様タイの薬局で売っていますし、また大きな病院の薬局でも売っているのを見かけたりするので、信頼できそうなブランドという印象があります。
そして私自身ラロッシュポゼ(La Roche-Posay)のトーンアップ下地を購入して使っていて、日焼け止め効果が高いのに良い使用感で、肌にトラブルもなかったのでその点でも信頼をおいています。
さらに高すぎない価格も魅力的でした。定価は฿1,500ですが、セールで安くなります。先日通販サイトLAZADAのタイムセールで900バーツ台になっていたので、ついついポチっとしてしまいました。
できれば日本での口コミもチェックしておきたかったけれど、残念ながら日本では未発売。並行輸入品のみ楽天等で買えるようです。
ラロッシュポゼのレチノールB3セラム(日本未発売)を使ってみた
以上のような経緯で、ラロッシュポゼのレチノールB3セラムを購入して使いはじめました。
パッケージに記載されている使い方・注意点は以下のとおりです。
- 夜のスキンケア時に、単品または保湿剤の前に顔と首に使用する
- 日中は日焼けをさけ、かならずUVAとUVBの両方から肌を保護する日焼け止めを使用する
- 他のレチノールを含む製品と併用しない
- 目と唇に触れないようにする。もし触れてしまったら洗い流す
具体的な使い方はラロッシュポゼの公式ページ内の動画で紹介されていました。これによると適量は3~4滴のようですね。
少し黄色がかったセラムで、みずみずしく伸びが良い。使っていてとても気持ち良い使用感で気に入りました。
まずはひじの裏側でパッチテストをしてみて問題なさそうだったので、1日おきに1滴から、保湿剤が乾いた後に使ってみることにしました。
レチノイド反応を抑えるためにはこのようにゆっくり量を増やして肌を慣らしていくのが良いと皮膚科医の先生の動画で紹介されていたからです(小林智子先生のYouTube動画などを参考にさせてもらいました)。
今のところは夜寝る前にちょっと肌にかゆみを感じる程度で、特に大きな反応もなく快適に使えています。
しばらくは継続的に使い続けてみる予定です。
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※文中の日本円表記は1バーツ≒3.6円で計算(2022年3月現在)