最近私が家で飲んでいるコーヒーを紹介します。タイ北部のチェンライで有機栽培された、ルンアルンコーヒーです。苦味と酸味のバランスがとれた飲みやすいお味で、気に入っています。
このコーヒーは、地元の山岳民族と、その人々を支援する中野さんを中心とするプロジェクトメンバーによって栽培されています。単に美味しいだけでなく、ルンアルンコーヒーを飲むことがタイ山岳部の人々の支援にもつながります。
現在、店舗での販売はありませんが、バンコクで月に1回の予約販売がサポーターによって行われています。バンコクにお住まいの方、ぜひ試してみてはいかがでしょう?
ルンアルンプロジェクトメンバーと地元の山岳民族が一緒に栽培している有機栽培コーヒー
ルンアルンコーヒーは、中野穂積さんが代表をつとめるルンアルンプロジェクトメンバーと、チェンライの山岳民族の人々が、一緒に育てている有機栽培コーヒーです。
ルンアルンプロジェクト代表の中野穂積さんは、1987年にタイの山岳民族の子どもたちのための寮「リス生徒寮」を立ち上げ、寮母として活動を始めました。その後1995年には2つ目の生徒寮「暁の家」がスタート。2015年の閉寮までに約300人の子どもたちが巣立ち、現在も農業研修生の受け入れや奨学金支給など、山の子どもや青年たちの教育支援活動を続けられています。
中野さんは、この支援活動を通してタイの山で暮らす人々の生活の厳しさを知ることになります。そこで、山の人々が栽培するのに適した換金作物は何だろうと探して出会ったのがコーヒーだったのだそう。
そこから、中野さんを中心とするルンアルンプロジェクトメンバーと、この活動に賛同する山の人々とで、試行錯誤を繰り返しながら有機栽培をおこなって収穫されたのが、「ルンアルンコーヒー」です。
ルンアルンコーヒーのお味は?
私がはじめてルンアルンコーヒーと出会ったのは、デコクラフトスタジオで行われるデコセレクションでした。購入した豆を自宅でホットで飲んでみて「飲みやすい味のコーヒーだな」というのが第一印象でした。
2度目の出会いは先日行われた日本人会のバザーで。ここで初めて水出しコーヒーを飲んでみました。こちらはよりまろやかな味でした。
11/25(月)のデコクラフトスタジオで行われるミニマーケット「デコセレクション」では、ルンアルンコーヒーで淹れたコーヒーが販売されるそう。まずは味を確かめてみたい方は行ってみるといいかも。(※豆の販売は無いそうです。)
デコセレクションでは、ルンアルンコーヒーのほかにもバンコクの美味しいもの・良いものを提供するお店がたくさん出店されるみたい。
ルンアルンコーヒーの購入方法・現在は予約販売のみ
タイ北部チェンライで有機栽培されたルンアルンコーヒー。飲んでみたい方も多いと思います。ルンアルンコーヒーは、現在は月1回の予約販売を受け付けています。価格は200gで200THB(約720円)です。
RUNG ARUN Coffee SupporterのFacebook上で予約後、BTSプロンポン駅近くのサロン・オ・デュタンにて、月1回受け渡しを行います。
予約を受けてから焙煎するので、新鮮なコーヒー豆を受け取ることができます。
購入したい方はRUNG ARUN Coffee SupporterのFacebookをチェック!
月末から月初にかけて予約を受付け、月の中旬ごろに受け渡しするようなスケジュールになっているようです。
サロン・オ・デュタンは、各種イベントが行われる日本人の方が主宰されているサロンです。BTSプロンポン駅近く、エムクォーティエそばのGSマンションの4階にあります。
なお、コーヒーの販売収益は、山地民の人々への教育や農業支援、水源の森を作る活動等に使われるそうです。美味しいコーヒーを飲むことが、タイ山岳民族への支援、そして私たちを取り巻く環境の保全にもつながります。
まとめ:美味しい有機栽培コーヒーを飲んで、タイ北部の山岳民族支援を
以上、タイ・チェンライで有機栽培されたルンアルンコーヒーについて紹介しました。ルンアルンコーヒーを購入することで、タイ北部の山岳民族の支援につながりますし、それに何より美味しいです。
もし機会があれば、ぜひ予約して購入してみてください!予約はこちらのFacebookページからできます。
※文中の日本円表記は1バーツ≒3.6円で計算(2019年11月現在)