毎月恒例にしたい、バンコクからのショートトリップ。
今回の目的地はバンコクのインド人街パフラットです。最大の目的はシーク教寺院で無料の朝食をいただくこと!神聖な寺院にそんな不純な動機で行って良いのか不安になりますが、行ったことのある日本人もいるみたいだし、みんなで行けば怖くない!ってことで行ってきました。
バンコクのインド人街パフラットへの行き方
パフラットはバンコクのインド人街。中華街であるヤワラートの更に先にあります。スクンビットから行くにはいくつか方法がありますが、私達の定番はバスです。
スクンビットから40番の黄色いエアコンバスに乗ります。
40番のバスは、朝8時45分から9時の間くらいにベンジャシリ公園前のバス停前を2台通ります。それを逃しちゃうと次は9時半くらいになってしまうので8時50分にバス停集合にしました。さすが、何度もバスでヤワラートに通っている方々の経験知です。
バス代を払う時に車掌さんに「パフラットまで」と伝えておけば、着いたら教えてくれますよ。バス代は15バーツでした。
無料の朝食がいただけるシーク教寺院
まずは、今回の最大の目的地のシーク教寺院へ。パフラットで40番のバスを降りたところからの行き方は以下のとおりです。サンペンレーンを通って行くのが近いですね。今回うろ覚えで行ったら、案の定道を間違えました^^;
目的のシーク教寺院は、インド人街のデパート的なインディアエンポリアムの右隣にありました。
中に入ったら、靴を脱いで預けます。そして、階段の前に黄色のバンダナを配っている人がいたのでお借りしました。
なぜバンダナが必要なのかというと髪の毛を隠すためです。シーク教徒の男性のトレードマークは髪の毛を隠すためのターバン。インド人と聞いて我々が思い浮かべるターバンぐるぐる巻きの男性は、実はシーク教徒なんだそうです。
勝手がわからずマゴマゴしていると、1人のシーク教徒のターバンぐるぐるのおじさんがすっと近づいてきました。 どうやら我々を案内してくれるようです。ありがたい!!
おじさんは英語でずーっと色んなことを説明しながら案内してくれます。ただ、けっこうな訛があって。英語が苦手な私はもちろん理解できず。英語ができるお友達に随時通訳してもらいながら見て回りましたが、彼女もおじさんの訛には手を焼いたようで、あまり理解できませんでした。あーもったいない。
というのもですね、おじさんは特別な何かの会員?らしくって、普段は見れない場所も案内してくれたようなんです。
一般の人が礼拝する場所の上の階には、プライベートな祈りを捧げる部屋がいくつかあって、実際に祈っている現場を見せていただきました。お金をいくらか払って部屋を貸しきり、2-3日かけてずっと祈り続けるんだそうです。カラフルな布が敷いてある台座があり、その上に乗って祈っていました。
どのお部屋もすっごく良い香りがして、神聖な場っていう雰囲気がムンムン。説明してくれるおじさんの私には分からない英語と、瞬きをせずに見つめてくる吸い込まれそうな瞳、そして強いお香の香りにクラクラして、まるで異次元に迷い込んだような夢心地でした。
夢心地だったせいで前後関係がはっきりしないのですが、多分その後に一般の礼拝堂に行ってお祈りをして、お布施をしました。そしたら、手に直接あま~いお菓子をよそってくれて、それを食べたら、ついに2階の朝食会場へ。
おじさんの説明によると、日本人だろうと何人だろうとウェルカムだ、ということなので安心してご馳走になることにします。ここでおじさんとはお別れ。おじさん、ありがとう。
銀色のお皿を受け取ったら、バイキング形式で食べ物をよそっていきます。
女性は左側の列で食事をうけとり、座って食べる場所も左側なんだそうです。
よそった食べ物は全部食べきるのがルール!ということなので、味が分からない段階で冒険もできず、すごくビビってるのがよく分かる盛り具合になってしまいました。でもね、これ本当に美味しかったですよ。見た感じ清潔そうだったし。もっと盛ればよかったかなぁ。ご馳走さまでした。
シーク教寺院の裏のお店でいただく生姜のお茶
シーク教寺院を裏口から出ると、そこには市場がありました。ここで気になったのがこのお店。ケースに並んだお菓子がカラフルで可愛い♡
写真撮っていいかとか、キレイだキレイだと騒いでいると、店員さんがお茶を飲んでいかないかと誘ってきました。面白そうだったので、一杯いただくことにしました。
そういう訳で、ミルク入の甘くないホットティーをオーダー。
店員さん曰く、タイでナンバーワンのホットティーなんだって(笑)。生姜や色んなスパイスがガツンときいているお茶でした!でも、美味しい!!
※お友達撮影の写真をお借りしました。
お友達は、ミルク無し砂糖なしのホットティー。それに表に並んでいたお菓子も。分けていただいたけど、白い方はミルクの風味一杯のあまーいチョコレートみたいな感じ。青い方は、ココナッツのお菓子でした。この青はアンチャンでつけたのかなぁー?
そして、ここの店員さんたちが皆さんノリが良くって面白いんです。私達が日本人だと分かると、
「僕の名前はチワッだよ。『こんにちは』のチワッだよ!」
なーんて言って面白い方々で。
調子に乗ってサモサも食べたら、中に唐辛子が丸丸入っていて、お茶のスパイスとも相まってえらいことになりましたが、なんか楽しくなっちゃいました。店を出る時も、「See you tomorrow!」って言ってくれて、ほっこりした気分に。すごく雰囲気の良いお店でした。
パフラットのデパート・インディアエンポリアム
※お友達撮影の写真をお借りしました。
ホットティーに満足してお店を出ると、インディアエンポリアムの裏口がすぐ目の前にあったので、入ってみました。あ、上の写真は正面入り口です。
中は布地や洋服のお店がびっちりー。インドだなぁ。
入って早々インディアンマダムのお店でお友達2人がお洋服をお買い上げ。いやー素敵なお洋服ばかりでした。しかも品質の割にお安いような。300バーツぐらいからあって、私もうっかり買いそうになってしまいましたよ。
最上階はフードコートになっていました。
ここもインド料理ばっかりで、お客さんたちはみんなプーっと膨らんだナンみたいなパンを食べていて、興味津々。美味しそうでしたー。
◆インディアエンポリアム
地図はこちら
パフラットにあるその他のお店
パフラットにあるおすすめのお店を紹介します。気になるお店があればあわせて立ち寄ってみてください。
ホーロー食器
レトロかわいいホーロー食器を売っている店です。ホーロー以外にもキッチン用品がたくさん売っています。
布の販売店
ヤワラートから連なるパフラットには布もたくさん売っています。このブログでも、おすすめのお店を2つ紹介しています。
オンアン運河ウォーキングストリート
パフラット近くを流れるオンアン運河沿いがウォーキングストリートに再開発され、金土日の夕方から夜にかけてはナイトマーケットが開催されています。
それ以外の時間帯でもウォールアートは見学可能です。
以上、バンコクのインド人街・パフラットについて紹介しました。今後は周辺のインド料理やさんを開拓していきたいと思っています。