毎月恒例の友達とのショートトリップ。今月のテーマは、「フアランポーン駅からタイ国鉄に乗ってみよう!」でした。行き先は、
- 日帰りで行ける距離であること
- 国鉄以外に帰りの交通手段があること
の2点から検討し、友達の1人が行きたかったというバンポーの家具・木材市場に歩いて行けるバーンスー駅まで乗ってみることにしました。バーンスーには地下鉄の駅もあるから、帰りの心配もしなくて良いですからね。そんなバーンスーへの電車の旅のスタートです♪
国鉄中央駅フアランポーン駅
まずは、バンコク中央駅であるフアランポーン駅へ。スクンビットからだとMRTスクンビット駅から地下鉄に乗って終点のMRTフアランポーン駅で降り、地下道を通ってアクセスすることができます。
このフアランポーン駅がバンコクの中央駅となっており、ここからタイの各地へ向けて電車が出発しています。駅舎はドーム型になっており、まるでヨーロッパの駅のような佇まいです。この巨大な待合室内はクーラーが効いていて非常に快適です。
国鉄フアランポーン駅は今年6月に開業100周年を迎えました。記念イベントなども開かれて盛り上がったようです。そんな歴史ある駅なのですが、中央駅としての機能は今後バーンスー駅に移転することが決まっています。フアランポーン駅が中央駅であるうちに、ここから電車に乗ってみたいという希望もあり今回のショートトリップ企画が持ち上がったわけです。
フアランポーン駅の入り口左手には、小さな鉄道博物館も併設されていて興味があったのですが、10時オープンということで今回は諦めました。次回はぜひ見学してみたいですね。
国鉄フアランポーン駅
- アクセス:MRTフアランポーン駅直結
- 地図はこちら
バーンスー駅行きの切符を購入
写真をパシパシ撮っていると、案内役の方が英語で声をかけてくれました。バーンスーに行きたいことを伝えると、こちらで切符を買うように教えてくれました。ノーマルにするのかどうか聞かれて、ノーマルと答えたら写真の窓口で購入するように言われたのですが、ノーマルでない場合はどうなったのでしょうか!?
窓口に並んでバーンスー行きを下さいというと、9:20分の電車に乗るように言われました。予定では、9:25発のピサヌローク行きに乗るはずだったんだけど。。。まぁいっか。指定されたのは9:20発のホアヒン行き、ホアヒン行きの電車もバーンスーを通るんですね。
写真:フアランポーン駅に掲示してある時刻表
乗車券のお値段はなんと、2バーツ(約6円)でした。衝撃の安さです。
いざ、プラットホームへ
ミニマートでおやつを買い込んだら、いざプラットホームへ。こちらにもドーム型の屋根で覆われていて、たくさんの電車が並んでいます。プラットホームに入る際には特に切符を見せたりする必要は無いので、自由に中に入って見学することができます。
今回乗車する汽車は7番線に停車していました。ディーゼル車なので、私の田舎の慣例にしたがって汽車と呼びたい気分w
駅員さんにこの列車で間違いないかを確認して乗り込みます。バンスーは次の次の駅だよ、と親切に教えてくれました。
バンスーまでの列車の旅
一番後ろの車両に乗り込んで、空いている席に座ってホッと一息…と思ったのも束の間。車掌さんに前の車両に行くように促されてしまいました。表示から察するに、どうやらお坊さん専用の場所に座ってしまっていたようです^^;
前の方で無事に空いている席をみつけることができました。一同、異国の電車にワクワク!
車内には果物、水、お弁当を売る売り子さんたちが巡回しています。この風景ももう日本では見られないから、なつかしさがこみ上げてきます。
しかし、全員の興奮が最高潮に達したのは、車掌さんが切符にハサミを入れる瞬間です。「懐かしーーー!!」と大興奮。車掌さんがハサミをカチャカチャ言わせながら去って行くまで、キラキラとした目で見つめていました
汽車は、なぜか駅以外の場所にも 時々止まりながら、ゆっくりと進んでいきます。「あれ、これボーベーマーケットに行く時に見たよね?」「ドゥシットのあたりだ!」「バイヨークタワーが見えるよ」などなど、車窓を通り過ぎていくのは馴染みのある景色。もう2年以上もバンコクに住んでいるんだな、とちょっとした感慨もあったりして。
そうこうしているうちに、バーンスー駅に到着しました。売り子さんが、「バーンスー、バーンスー」って叫んでくれて、ありがたかったです。
国鉄バーンスー駅到着
バーンスー駅に降り立ちました。フアランポーン駅から30分もかからなかったですね。鉄道乗車体験としてはちょっと物足りなかったな。
バーンスー駅には見事なまでに何もありません!見えるのは、バーンスー駅周辺の再開発の工事現場、そして巨大なサイアム・セメント社のビル。それだけです(汗)早々に目的地のバンポーに向かうことにしました。
国鉄バーンスー駅
- アクセス:MRTバーンスー駅徒歩すぐ
2021年12月現在、国鉄バンスー駅の目の前にバンスー中央駅ができています。2021年12月23日からは国鉄の長距離列車はこのバンスー中央駅を発着します。国鉄バンスー駅を利用する列車の本数はかなり少なくなる見込みです。
材木と家具市場のバンポーへ
バーンスー駅から目的地のバンポーへ歩いて向かいます。と思ったらバーンスー駅の目の前にちょうど無料バスがやってきていて、混んでいなかったので乗ってみました。でも途中から違う方向へ向かい始めたので、すぐ降りましたけどね。
典型的なローカル市場のタオプーマーケット
途中でローカル市場をみつけてちょっと寄り道。典型的なローカルマーケットでした。野菜や肉、魚、そして洋服まで何でもそろう感じです。
タオプーマーケット
パープルラインの新駅タオプー駅
タオプーマーケットのすぐそばには、新路線パープルラインの新駅、タオプー駅ができていました。こういった新路線がどんどんできてきて、この辺りも再開発が進んでいくんだろうな。
このタオプー駅からチャオプラヤー川西岸のノンタブリー地区までを繋ぐパープルラインは2016年8月6日開業です。しかしMRTバーンスー駅からこのタオプー駅までけっこう距離あるなぁ。パープルラインが開業してからはバーンスー駅からシャトルバスが出るそうですね。どうして最初からつなげないのか理解に苦しむところです。
バンポーの材木・家具市場
さて、やっとバンポーの材木・家具関連のお店が集まっている通りにたどり着きました。この木製の入り口の先の通りになります。
木製の飾りが落雁みたいでカワイイ。
お店の店頭でもくもくと彫っていらっしゃいました。職人技に惚れ惚れ。
我々がこの作業をじっと見ている間、友人は家族全員分のタイ語で書いた名前の表札を作成するべく、目的のタイ文字のパーツを購入していました。いくらだったのかな?聞かなかった(汗)
「木製品なら何でもオーダーも受け付けます(意訳)」って看板に書いてあったので、家具のオーダーメイドに興味ある方は行ってみるといいかもー。
バンポーの木材・家具市場
- soi Pracha Naruemit 内
- アクセス:バンスー駅から徒歩20分
- 地図内の↓は通りの入り口を示しています。
JJモールでランチ
一通り市場を見学して満足したので、タクシーでチャトチャックまで移動し(55バーツ)、JJモールのフードコートでお昼ごはん。久しぶりにカレー味の麺料理、カオソイを食べました。この日は結構暑くって、この頃にはもうへとへと。クーラーの素晴らしさをかみしめました。
その後は、JJモールのデコパージュのお店やオートーコー市場をのぞいて帰りました。今回も充実のショートトリップでしたよ。
最後に、だいたいのタイムテーブルを書いておきますねー。
8:15 BTSプロンポン駅出発
8:45 フアランポーン駅着、切符購入&駅散策
9:20 タイ国鉄ホアヒン行き列車に乗車
9:50 国鉄バーンスー駅着
10:30 生鮮食品市場散策
10:50 バンポー材木市場散策
11:30 タクシーでJJモールへ
12:00 JJモールのフードコートでランチ後モール内散策
14:00 オートーコー市場のロイヤルプロジェクトショップで買い物&お茶
15:10 MRTカムペーンペット駅発