バンコクから車で約1.5~2時間ほどの場所にある、地元のタイ人にも人気のアンパワー水上マーケットに行ってきました。風情のある水上マーケットの雰囲気を堪能できるのはもちろん、夜になってからボートでめぐる蛍ツアーも見どころです。
タイの水上マーケット
タイの水上マーケットはたくさんありますが、通常日帰りツアーなどで訪れるのは、ダムヌンサドゥアック水上マーケットです。
こちらもバンコクから車で約1.5~2時間ほどの場所にあります。ガイドブックなどで「タイの水上マーケット」ととして紹介されている写真はこちらのものが多い気がします。なので、いわゆる「水上マーケット」の写真を撮ることが目的の人にはおすすめ。でも、かなり観光地化されていて物価も高いし、売り子さんたちの営業も激しいので、在住者やタイに慣れている人にはおすすめしないかなぁ。
ただ、早朝からお昼すぎまで毎日営業しているので、スケジュールに余裕のない方には良いですよね♪
でも、もし金土日の午後に時間がとれそうならば、今回紹介するアンパワー水上マーケットの方が断然おすすめ!
水上マーケットと聞いて思い浮かべる、ボートがひしめき合う感じとはちょっと違うかもしれないけれど、タイの昔ながらの運河生活の様子が感じられ、さらにカフェなどのおしゃれな感じも加えられて良いんです。物価もそんなに高くないのも素晴らしい。
そのほかには、バンコク近郊にタリンチャン水上マーケット、バーンナムプン水上マーケットなどもあります。これらはダムヌンサドゥアックやアンパワーよりもバンコク中心部から近いです。
アユタヤ観光を予定しているなら、アユタヤにあるアヨタヤ水上マーケットに行ってもいいですね。それぞれ水上マーケットによって特徴が違いますので、ご自身のご都合にあわせてチョイスしてみてください。
運河の両側に軒を連ねるノスタルジー漂うマーケット
今回訪れたのは、アンパワー水上マーケットです。水上マーケットに着いたのは15時すぎ。さっそく散策開始です!
運河の両岸にレストランや雑貨店などが軒を連ねています。運河には観光用の船が停泊していたり…
海産物やソムタム、麺料理などを調理する船もあって、水上マーケットの雰囲気が出ています。
市場を歩くと、興味深いものがたくさん売っています。
タイのカラフルなお菓子たち。
謎の雑貨。これは何なの?
良い感じのカゴも売っていました。
カフェ・レストランも多数
カフェやレストランは種類豊富。冷房が効いている広めのレストランもあるし、生演奏が入ってる店もあるし。
船で調理された海産物を、運河を眺めながら食べるのも良いですよね~。
私たちはご飯はすませていたので、カフェでスムージーを飲みました。
端っこにあるマッサージ屋さん
時間があったので、マッサージもしてもらいました。マッサージやさんがあるのは、運河の川下側の端っこ。運河を挟んで向かい合うようにあります。タイマッサージもフットマッサージも1時間300バーツです。飛び込みで行ったらいっぱいだったので、5時に予約して再訪しました。
運河を眺めながらの青空マッサージもいいものです。
各種ボートツアーあります
市場を歩いていると、ところどころにボートツアーの予約デスクがあります。
グループツアーに参加する場合、明るいうちのお寺などをめぐるツアーは一人50バーツ、夜の蛍ツアーが一人60バーツです。これはどこのボート乗り場でも同じ。
船ごと貸し切るプライベートツアーは、昼のお寺ツアーは1艘500バーツ、夜の蛍ツアーは600バーツと買いてありますね。
適当に目についた予約デスクで一番早い時間のホタルツアーを予約しました。支払いをすませて予約票をもらいます。18:30にデスクに来るように言われました。
私たちはあまり考えずに予約しましたが、後々よく観察していると、ボート乗り場によってライフジャケットのきれいさが違ったように思いました。せっかくならきれいなライフジャケットのボートを選んだ方が良いかも。
ホタル鑑賞ボートツアーに参加
18:30前に予約した場所にやってきました。周辺には私達と同様に蛍ツアーの船を待ってる人がたくさん。しかしスタッフが携帯で話しているのを聞いていると…どうやら船が確保できていない様子。大丈夫なのか??
「ちょっと待ってね」「あと10分」
と待たされ不安になりましたが、なんとか船が到着し、予定から30分遅れの19:00頃に出発できました。18:30ごろはまだ明るかったから、意外と遅れてちょうどよかったのかも。
一人ずつ船に乗り込み、ライフジャケットを装着します。
スタッフのおじさんから、蛍を撮影するときにフラッシュをたかないように、という注意が大声でありました。ただタイ語ゴリ押しだったので全部は理解できなかったけど、多分そんな風に言っていました。
明かりの灯った市場を眺めながら河口方向へ向かいます。と思ったら、途中でストップ。他のボートからガソリンの入ったボトルを受け取って給油です。どんだけ行き当たりばったりなんでしょうか。これぞタイランド。
そこからしばらくナイトクルーズを楽しみました。途中にはゲストハウスと思しき建物がたくさんあって、リバーサイドのレストランやテラスでくつろぐ人々の影が。ここで一泊するのも良いんだろうなぁ。
しばらくして民家ばかりになってくると、船頭さんが「左手に蛍が見えるよ!」と。よく見てみると、まるでクリスマスツリーのように輝く蛍の群れが!!繊細な光がキラキラと輝いてきれいです。
実は、タイの蛍はランプーという特定の木にだけ集まる習性があります。
このことから、タイには蛍はランタンを持って恋人を探す若者の生まれ変わりだという言い伝えがあるんです。若者が探している恋人はランプ-という名前の女性。ランプ-は川で溺れて亡くなってしまったのですが、若者はランタンの火を持って彼女を探し求めます。そのうち若者は蛍に、恋人はランプーという木に生まれ変わりました。そのため、若者の生まれ変わりである蛍は、今でも木になった恋人・ランプーの元に集まってきているという切なくも美しいストーリーです。
これは以前通っていたタイ語学校の教科書で出てきた話ですが、タイでは有名な話なんだそう。この話を聞いてから蛍を見ると、さらにロマンチックに感じますよね。
と、感傷にひたっていたのですが…。帰りの車の中で夫が「言おうかどうか迷ったんだけど…」と切り出しました。会社の同僚のタイ人から「アンパワーのホタルは偽物」という噂を聞いてきたというのです!せっかくのロマンチックな気分が台無しです。
でも飛んでいるホタルも見かけたし、多分全部が全部ニセモノってわけではないと思うんですよね。
本当のところはどうなんでしょうか?私は本物だと信じたいな。
水上マーケット内にゲストハウスも!
ホタルクルーズを終えるともう8時すぎ。私たちはバンコクへと帰りますが、マーケット内はまだまだ賑わっていて、生演奏を聞きながらディナーを食べている人もいっぱい。
昼間の雰囲気も良かったけれど、夜の明かりが灯された雰囲気も素敵です。
アンパワーの夜を心ゆくまで楽しむなら、やっぱり一泊していきたいですね。
水上マーケット内にもいくつかゲストハウスがあるみたいでした。でも満室の表示が出ているところが多かったな。水上マーケット内やその近辺で宿泊希望なら事前予約が良さそう。
ここは水上マーケット内で私たちがスムージーを飲んだカフェだけど、宿泊もできるのね!!ちょっと高いけどよさそうです。
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もっと安くがご希望ならこちらとか。
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水上マーケット内ではないけど、徒歩5分できれいめのホテルなら。
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宿泊すれば、朝はお坊さんの托鉢の様子が見られるそうですよ。次に行く機会があれば、ぜひ電車で行って一泊したいと思います!
★アンパワー水上マーケットのワンデイツアー
アンパワー水上マーケットとあわせて訪れたいメークロン市場についてはこちらをどうぞ。