タイ北部の都市『チェンライ』。これまで私は3回訪れていて、タイの中でも特に好きな場所です。
チェンライ市内には立派なランナー様式の伝統的なお寺がある他、白い寺・青い寺などの写真映えする新しい観光地もあったり。また郊外に足を延ばせば自然いっぱいの観光地が目白押し。タイ・ラオス・ミャンマーの3か国が国境を接するゴールデントライアングルもあります。
また、飲食店、カフェも充実しているし、ホテルもゲストハウスから世界ブランドの高級ホテルまでよりどりみどりです。
Chiangrai trip 2017 チェンライ旅行(観光編)
チェンライへの行き方・交通手段
交通面ではバンコクから飛行機一本で行けます。飛行機の便数が多くて思い立ったら気軽に行けちゃう気軽さが良い。チェンライに着いてからは配車アプリ『Grab』が使えるので、移動も楽々です。
チェンライの街中~30分ほどの郊外であれば、配車アプリGrabでの移動で問題ないと思います。
チェンライの街中から1時間以上かかる郊外まで行くならレンタカーでの移動がおすすめです。レンタカーはチェンライ空港で借りることができます。詳しくはこの記事へ↓。
車の運転が不安な方、免許を持っていない方はドライバー・ガイド付きのプライベートツアーやパッケージツアーもKlookから出ています。
チェンライのベストシーズン
チェンライでは雨が降らなくて涼しい11月~2月頃の乾季がベストシーズンとされています。特に11月はタイの伝統的な祭り『ロイクラトン』の時期でもあるので人気です。
ただし近年では乾季の大気汚染が深刻化しているため、呼吸器系に持病がある方などは避けた方が良いかも。
3月~5月上旬くらいまでは暑季で、1年のうちでもっとも暑い時期です。この時期はとにかく暑いのでおすすめできないかな…。自然いっぱいのリゾートでのんびり過ごすような旅なら良いと思う。
個人的におすすめなのは5月~10月の雨季です。この時期は雨は降るけれど一日中降り続くような長雨になることは少ないので、意外と観光もできます。空気も良いし、暑さもほどほどで過ごしやすいと思います。
チェンライの観光地14選
チェンライ観光の中心は、やっぱりチェンライの街です。街と言っても自転車で全部まわれちゃうくらいコンパクト。おもな見どころは、お寺と市場とカフェです。
まずはチェンライ市街地の観光地から紹介していきます。
ワットプラケオ
チェンライの街のところどころで出会うのが、ランナー様式の美しいお寺たちです。最低限おさえておきたいのは、ワットプラケオとワットプラシン。
ワットプラケオはバンコクのワットプラケオにあるエメラルド仏が最初に見つかったお寺です。現在見学できるのは後に奉納された新しいエメラルド仏とのこと。
📍ワットプラケオ(地図)
ワットプラシン
ワットプラシンは金色の装飾がとても美しいお寺です。
📍ワットプラシン(地図)
チェンライ市街地の観光名所を巡るには、無料のトラムの利用がおすすめ。
トラム乗り場(地図)
9:30と13:30出発/無料
ナイトマーケット
ナイトマーケットでは、タイ北部の少数民族のカラフルな服や雑貨が販売されています。しかもバンコクのウィークエンドマーケットより、かなり格安です!!
時計塔
チェンライの街のシンボルは、街の中心のロータリーにある金ピカの時計塔。
後述するワットロンクン(白い寺)と同じアーティストの作品で、確かに通じるものを感じます。
📍チェンライ時計塔(地図)
次は街から車で30分圏内にある観光地です。このエリアにも見逃せない観光スポットがあります。
ワット・ロンクン(白い寺)
チェンライの代表的な観光スポットであるワットロンクン(白い寺)は、市街地から車で20分ほどの郊外にあります。
遠目で見ると真っ白い美しい建物ですが、近づいてみると地獄が表現されていたり…。
美しくもちょっと怖いお寺です。
📍ワット・ロンクン(白い寺)(地図)
ワット・ロンスアテン(青い寺)
最近話題になっているのが青い寺。外も中も真っ青できれいです。
📍ワット・ロンスアテン(青い寺)(地図)
ドイ ディンデーン陶器
ドイ ディンデーン陶器は郊外の森の中に佇む陶器工房。日本の唐津で修行したタイ人陶芸家さんが開いた工房です。素敵な陶器を買えるほか、緑あふれるカフェで一服することができます。陶器好きなら見逃せないスポット。
📍ドイ ディンデーン陶器(地図)
温泉(Pong Phra Bat Hot spring)
街から意外と近くに温泉があって、足湯や貸し切り風呂が楽しめます。一回ごとにお湯を張るから衛生面も◎。
シンハーパーク
ビールで有名なシンハーが運営する公園です。広い敷地内に茶畑や果樹園などが広がります。シンハのモニュメントが写真スポット!美味しいタイ料理レストランもあります。
毎年2月には気球によるインターナショナルバルーンフェスタが開催されます。
📍シンハーパーク(地図)
以下はチェンライの街から車で1時間半圏内の観光地です。せっかくチェンライまで来たならこの辺りにも足を延ばしてみてはいかがでしょうか?
ゴールデントライアングル
タイ、ミャンマー、ラオスの三か国が国境を接するゴールデントライアングル。島国である日本では国境を目にする機会がないから、実際に目の当たりにして感動!
このあたりは昔、麻薬の密造地帯だったそう。
📍ゴールデントライアングル(地図)
チュイフォン茶畑(Choui Fong Tea Farm)
お茶の名産地であるチェンライでは、あちこちで茶畑が見られます。
中でもChoui Fong の茶畑には、茶畑を見下ろしながらお茶を楽しめるおしゃれなカフェが併設されていて人気です。
📍チュイフォン茶畑(地図)
Doi Tung Palace(Mae FA Luang)
ドイトゥンの山の上にある、プミポン前国王のお母上の離宮一帯に作られた施設です。花があふれるお庭が美しい。
ロイヤルプロジェクト「ドイトゥン」の本拠地でもあり、ドイトゥンカフェではマカダミアナッツを使ったカフェメニューが楽しめます。
📍ドイトゥンパレス(地図)
首長族など少数民族の村
首長族やアカ族などの少数民族の村を訪ねることができます。
プーチーファー
こちらはチェンライの街から二時間以上かかるのですが、雲海が美しくて有名な山で、人気の観光地になっています。
チェンライで食べたいもの6選
サイウア
タイ北部名産のピリ辛ソーセージ『サイウア』。上の写真の右下のものです。ビールと一緒に食べると最高!多分どこでも食べられるけど、店名にサイウアの名を冠しているカフェのリンクを張っておきます。
📍Paam Sai Aua(地図)
カオソーイ
タイ北部が本場のカオソーイ。チェンライでカオソーイの名店といえば『ポージャイ』です。脂っこくなくてするっといけるカオソーイは麺がすごく美味しいと思う。
もう一つのチェンライ名物の麺料理『ナムギャオ』も食べられます。
📍ポージャイ(地図)
ナムギャオ
日本語ではナムギャオ、ナムニャオ、ナムギョウなどとも表現されるタイ北部の麺料理。トマトを使ったミートソースっぽさも感じるピリ辛の麺料理です。
私はカオソーイで有名なポージャイと、ルメリディアンチェンライリゾートの朝食で食べましたが専門店に行っても良いかも。またの機会の楽しみにとっておきます。
ナムプリックヌム/ナムプリックオーン
北タイといえばナムプリックヌム/ナムプリックオーンも欠かせません!蒸し野菜に辛いディップをつけて食べるヘルシーな料理です。辛いだけでなく奥深い味で美味しいんだな。
私はルメリディアンチェンライリゾートの朝食でいただきました。朝食で食べられるの嬉しい。
雲南料理
ゴールデントライアングル方面に行くなら、雲南料理(中華料理)もおすすめ。インピンというレストランは清潔で誰もが入りやすい雰囲気。それでいてリーズナブルで美味しかったです。
📍インピン(地図)
西洋料理
チェンライでの食事はタイ料理ばかりじゃ飽きちゃうかも。そんな時には西洋料理レストランにも行ってみてはいかがでしょうか?私が行ってみて良かったのは以下の2店舗です。
チェンライでカフェ巡り
チェンライはコーヒーの産地でもあります。そのせいなのか町中にはカフェがたくさん。そして安い!カフェ好きにとってはたまらない環境です。
チェンライでのおすすめのカフェはこちらにまとめています。
チェンライでのホテル選び。おすすめ4選
どのホテルに泊まるかっていうのは旅の良し悪しを大きく左右するテーマです。
チェンライでの宿泊場所は、市街地のホテルにするか、郊外のリゾートに泊まるか。どちらも一長一短あって悩ましい。
これまで私たちが泊ったホテルについて簡単に紹介します。
Baan Norn Plearn(バーン ノーン パーム)
Baan Norn Plearn(バーン ノーン パーム)は、チェンライ市街地の便利な立地にあるゲストハウスです。ナイトバザール、サタデーナイトマーケット、ワット・プラケオ、ワット・プラシンにも徒歩で行けちゃう便利な立地が魅力。
カフェ併設でおしゃれな雰囲気で、新しくはありませんが、清潔に保たれているように思いました。
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ルメリディアンチェンライリゾート(Le Méridien Chiang Rai Resort)
ルメリディアンチェンライリゾート(Le Méridien Chiang Rai Resort)は、チェンライを流れるコック川沿いにある大型リゾート。敷地内には大きな2本のレインツリーがあり存在感を放っています。
自然をいっぱい感じられるリゾートながら、チェンライ街の中心部からも車で10分ほどと近く、チェンライ市街地のナイトマーケットやレストランでの食事等も楽しみたい人におすすめ。
世界的ホテルブランド・マリオットグループ系列ホテルです。
Le Méridien Chiang Rai Resort
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ザ リヴァリー バイ カタタニ(The Riverie by Katathani)
ザ リヴァリー バイ カタタニ(The Riverie by Katathani)もコック川沿いに立つ大型リゾートで、チェンライ市街地からも近く、ルメリディアンチェンライリゾートと似たようなタイプのホテルです。
ゲストハウスではなくてしっかりしたホテルに泊まりたいけれど、ルメリディアンチェンライリゾートよりも宿泊費用を抑えたい方におすすめです。
カタタニはタイ国内で複数のリゾートを展開するホテルブランドです。
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プーチャイサイマウンテンリゾート(Phu Chaisai Mountain Resort)
Phu Chaisai Mountain Resort。チェンライの中でもかなり山深いところにあるリゾートホテルです。まるで森の中にいるみたい。
チェンライの自然を近くに感じたい方におすすめのホテルです。逆に虫などが苦手な方にはおすすめしません。
部屋の内装はすべて竹が使われています。これだけの自然ですから、蚊も多く蚊帳は必須。
山の斜面に沿うように建物が建っているのですが、斜面の下の方の部屋は湿気を感じやすかったため、特に雨季に滞在するなら上の方にあるUpper Mountain Cottageタイプ(agodaではデラックス マウンテンコテージの種別だと思います。)の部屋がおすすめです。
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2017年チェンライ旅行の行程表
2017年の旅の旅程表を掲載しておきます。
1日目
- 11:35 バンコク・ドンムアン空港発
- 13:00 チェンライ空港着
- 14:00 ホテルにチェックイン
- 14:15 ランチ(ポージャイのカオソーイ)
- 15:30 ワット・ロンクン(白い寺)
- 16:15 ワット・ロンスアテン(青い寺)
- 16:30 カフェ (Chivit Thamma Da)
- 17:30 ホテルで休憩
- 19:00 ナイトバザール散策
- 20:00 ディナー(イタリアン:Chef Sasa)
- 21:00 ホテルへ
2日目
- 8:30 朝食
- 9:00 カフェ(Bechegu Coffee)
- 11:00 ゴールデントライアングル
- 12:00 ランチ(雲南料理:Ying Ping Yuunan)
- 13:30 Doi Tung Palace
- 15:00 Choui Fong 茶畑
- 17:30 マッサージ(Pai Massage)
- 20:00 ディナー(ハンバーガー:Hungry Wolfs Steak & Ale house)
- 21:15 サタデーナイトマーケット
3日目
- 8:00 カフェ(NANG NON COFFEE)
- 9:15 ゲストハウスをチェックアウト
- 9:30 ワット・プラケオ
- 9:45 ワット・プラシン
- 10:20 温泉(Pong Phra Bat Hot Spring)
- 11:45 ランチ(牛肉のクイッティアオ)
- 12:30 カフェ(Polar Boulangerie and Patisserie)
- 13:30 マッサージ
- 16:30 チェンライ空港発
2020年タイ政府観光庁主催のメディアトリップ
2020年にタイ政府観光庁主催のメディアトリップに参加させてもらった時の記録はこちら。
チェンライ旅行でおすすめの場所を地図にプロットしました。