初めて外国の街を訪れる時、事前にどんなところなのかイメージが沸かなくて困っちゃうことってありませんか?
特に個人旅行で自分でホテルを予約する場合など、どのエリアに宿をとるのが良いのか分からなくて悩みがち。
そこで今回は、タイ・バンコクを初めて訪れる方がイメージしやすいよう、バンコクが実際どんなところなのか各エリアについて解説していきたいと思います。
バンコクの概要
まずはバンコクの街の概要と規模感について解説していきます。
バンコクの街の西側にはチャオプラヤー川が流れているのですが、初めてのバンコク旅行で訪れることになる場所は、チャオプラヤー川の東側に集中しています。
下の地図を見てもらえばわかるとおり、旅行で訪れるエリアなら10km四方におさまっていると考えていいと思います。
次に交通について見てみましょう。
ところでバンコクは渋滞が激しいことでも有名な街ですので、できる限り高架鉄道BTSと地下鉄MRTを使っての移動が便利です。
地図内の黄緑色と深い緑色のラインがBTS、青色のラインがMRTとエアポートレイルリンク(※スワンナプーム国際空港とバンコク市内を結ぶ鉄道)です。
最近は、地下鉄MRTが延伸して、さらに便利になりました!
BTSやMRTが通っていないエリアや、駅から遠いお店に行くにはタクシーを使います。最近では、配車アプリGrab(グラブ)がおすすめです。
川沿いのエリアであれば船も便利ですよ。
ちなみに、スワンナプーム国際空港はバンコクの東の方、LCCの国際線が発着するドンムアン空港は北の方にあって、どちらもバンコク市街地から車で30分~1時間ほどかかる距離です。
バンコクの概要をざっくりと眺めたところで、さっそく各エリアについて解説していきます。
サイアム・チットロムエリア
サイアムエリアは、地図中にピンク色で表示したBTSサイアム駅とBTSチットロム駅にまたがるエリアです。
いわゆるバンコクの都心にあたり、いつもたくさんの人でにぎわっています。
バンコクのデパートでショッピングを楽しみたいなら、ぜひサイアムエリアを訪れてみてください。
たくさんデパートが立ち並んでいますが、この中でどれか一つだけのぞいてみるなら私はサイアムパラゴンがおすすめです。
このエリア内には、特にチットロム駅周辺に五つ星ホテルがたくさんあります。交通の便を重視する方はこのエリアに宿をとるのも良いと思います。
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バンコク旧市街・王宮エリア
地図中に水色で表示されたエリアが王宮エリアです。
ここは王宮や有名寺院がひしめくバンコク観光のメインとなるエリアです。
ワットプラケオや、涅槃仏で有名なワットポーがあるのもここ。バンコクの旧市街地になるのでレトロな街並みが広がっているのが特徴で、眺めの良いリバーサイドのレストランやおしゃれなカフェも増えてきています。
このエリア、最近MRTが延伸して、ますます行きやすくなりました。
なお、バックパッカー向けの宿が集中することで有名なカオサン通りがあるのもこのエリアです。
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中華街(ヤワラート)エリア
タイ国鉄の中央駅であるフアランポーン駅の付近に広がるのが、バンコクの中華街ヤワラートです。地図では黒色で表示しています。
中華街らしく美味しいローカル食堂・屋台がひしめく地域です。
また、ヤワラート通りの一本奥のサンペンレーンと呼ばれる細い通りは問屋街になっていて、手芸用品やお土産物などなどが安くで売られています。
ヤワラートエリアの西側の王宮エリアに近いところは、パフラットと呼ばれるインド人街になっていて、こちらの散策もおすすめです。
このエリアもMRT延伸で行きやすくなった場所です。
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サパーンタクシンエリア
チャオプラヤー川に最も近いBTSの駅であるサパーンタクシン駅周辺のエリアです。地図上では緑色で表示しています。
サパーンタクシン駅からすぐの場所にサトーン船着き場があり、こちらから出るチャオプラヤー・エクスプレスボートに乗って王宮エリアにアクセスできます。
サパーンタクシン駅周辺のチャオプラヤー川沿いにはマンダリンオリエンタル、シャングリラ、シェラトンなどのリバーサイドの5つ星ホテルが集まっていてホテル街を形成しています。
また、サパーンタクシン駅前からヤワラート方面へと伸びるジャルンクルン通りは、古くからの商店が連なり街歩きが楽しい通りでもあります。
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シーロム・サトーンエリア
ルンピニ公園にほど近くBTSとMRTが交わるこのエリアはオフィス街になっています。地図上ではオレンジ色で表示しています。
かつては日本人が最も多く住んでいたエリアでもあり、日本食レストランが軒を連ねるタニヤ通りがあります。
他にもゴーゴーバーとナイト・マーケットの取り合わせが面白いパッポン通りなどもあり、一口でどんなエリアと説明するのが難しいところです。
一方でホテルも多く交通の便も良いので、このエリアのホテルに滞在することになる方も多いかもしれません。レストランやおしゃれなカフェなどもあって、一通り何でもそろっているエリアです。
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スクンビットエリア
BTSアソーク駅からエカマイ駅の間にまたがるエリアは、スクンビットと呼ばれています。地図上では紫色で表示しています。
ここは現在日本人が最も多く住んでいるエリアです。日本人以外の外国人も多く、比較的洗練された街並みが続いています。
このエリアにあるトンロー通りのことを「バンコクの青山」と形容することもあるようなのですが、たしかにバンコクで一番のおしゃれエリアで、現代的なレストランやカフェがたくさんあります。
アジアンテイストのかわいい雑貨屋さんも多いので、雑貨屋めぐりも楽しいかも。
手頃な価格帯のホテルが多く交通の便も良いので、このエリアに滞在するのもおすすめです。
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チャトチャックウィークエンドマーケットエリア
週末に開催される巨大市場チャトチャックウィークエンドマーケット。洋服や雑貨をはじめ、本当に何でも売っています。ここでお土産を探すのも楽しいと思います。
チャトチャックウィークエンドマーケットがあるエリアはバンコクの中心部からちょっと離れているのですが、BTSの端っこの駅モチット駅のほか、MRTカムペンペット駅からもアクセスできます。
ウィークエンドマーケット以外にも、高級生鮮食品市場のオートーコー市場など周辺に見どころがたくさんあるので、週末にバンコクに滞在しない方もぜひ訪れてみてほしいエリアです。
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以上、バンコクの各エリアをざっくりと解説してみました。
初めてバンコクを訪れる方が、バンコクがどんなところなのかイメージする手助けになれば嬉しいです。
10月頃タイ旅行を計画しています。わかりやすい解説助かります。旅行ガイドとして使わせてもらいます。ありがとうございます。
ありがとうございます☺