日本からエアアジアやノックスクートなどのLCC(ローコストキャリア)を利用してタイ・バンコクに向かった場合に降り立つのが、ドンムアン空港です。
空港に降り立ったら、イミグレーション(入国審査)通過後、両替をしたり、現地SIMを買ったり、やることがいっぱい。
そこで、タイに来るのが初めての方でも迷わないよう、ドンムアン空港の利用方法について解説します。
日本からドンムアン空港到着後の流れ
まずはドンムアン空港で飛行機を降りてから、バンコク市内行きのタクシーに乗るまでの流れに沿って解説します。
入国審査(イミグレーション)
飛行機を降りたあとに、まず向かうのは入国審査(イミグレーション)です。
機内で出入国カードが配布されると思うので、記入を済ませておきましょう。万が一機内でもらいそびれても、入国審査の近くにも置いてあるから焦らなくてもOK。
記入方法についてはタイ国政府観光庁のページをご参照ください。
入国審査のレーンはいくつかに分かれていますが、Foreignerと書かれたレーンに並びます。
自分の番が来たら、パスポートと出入国カードを審査官に提出して審査を受けます。イミグレーションでは、最近になって指紋読み取り機械が設置されました。機械に絵で分かりやすく指紋スキャンのやり方が表示されますので、その指示に従えば大丈夫です。
パスポートが返却されたら、正しい日付でスタンプが押されていることを確認しておきましょう。また一緒に返却された出国カードは帰りに必要になるので大切にとっておいてください。
そのほか注意点としては、入国審査エリアでの写真撮影は厳しく禁じられています。絶対にやめましょう。
入国審査は長く待つこともあります。待っている間に空港の無料WiFiにつないでおけば便利です。以下の記事でWiFiのつなぎ方を解説しています。
預け荷物のピックアップ
入国審査エリアを抜けてエスカレーターを降りると、預け荷物のピックアップエリア(Baggage Claim)になっています。掲示板で自分の便の荷物が出てくるレーンを確認し、荷物をピックアップします。
両替
預け荷物のピックアップエリアにずらりと両替所が並んでいるので、日本円からバーツに両替します。
ドンムアン空港よりもバンコク市内のほうが両替のレートは良いので、ここでは最低限の金額を両替しておけばよいと思います。
一週間ほどの滞在であれば、
- 携帯のSIMカード代が300バーツほど(約990円)
- 市内へのタクシー代が500バーツほど(約1,650円)
あれば足ります。(※両方とも多めに見積もっています。)
念の為多めに見積もっても5,000円~10,000円分くらいを両替しておけば困らないと思います。
税関
荷物をピックアップして両替を終えたら、税関を抜けて到着ロビーへと進んでください。税関は特に申告するものがなければ緑色の「Nothing to Declare」のレーンを通ります。
SIMの購入
税関を抜けると到着ロビーに出ます。ホテルや友人・家族のお迎えがあれば、ココで合流することになります。
到着ロビーに出ると、左右に旅行者用SIMを売っているブースが並んでいます。ここでSIMを購入すれば日本でモバイルWiFiを借りるよりかなり安いので、SIMフリー携帯をお持ちの方はぜひ使ってみてください。
旅行者用SIMの価格と購入方法についてはこちらをどうぞ。
タイの旅行者用SIMは日本のAmazonでも買うことができます。むしろAmazonで買った方が安かったりもするので、出発まで余裕がある方は買っておくのもおすすめです。
バンコク市内へ移動する(タクシー・Grab・バス・送迎サービス)
バンコク市内への交通手段はタクシー・グラブ(Grab)・バス・送迎サービスなどいくつかあります。
まだどの方法を利用するか決めていないなら、以下の記事をご覧ください。料金とメリット・デメリットで比較しています。
タクシー・Grab
ドンムアン空港からバンコク市内への移動はタクシーが便利です。
タクシーの乗り方については「結論タイ一択」さんのこちらの記事が詳しかったのでリンクをはらせていただきます。
なお、タクシーカウンターに並ばずにタクシーに乗るこんな裏技もあります。参考まで。
最近は、Grab(グラブ)というタクシー配車アプリがあります。行き先を口頭で伝える必要がなく、ぼったくられることもないので便利です。
一人旅&安さ重視派なら空港バス
安さ重視派なら空港バスを利用するという選択肢もあります。タクシーが300バーツ前後(約1,100円)のところBTSモチット駅まで30バーツ(約110円)で行けちゃうのだから破格!一人旅で荷物が少なめな方には特におすすめです。
深夜便ならリムジンタクシーの利用も視野に
タイでは深夜に女性だけでタクシーに乗るのは危険です。そのため私は深夜便の場合にはタクシーではなくリムジンタクシーを利用しています。
KKdayなら日本語で予約できるうえ価格も控えめでおすすめです。
【バンコク空港送迎】スワンナプーム / ドンムアン空港 – 市内ホテル:貸切プラン|KKday
ドンムアン空港から日本に帰るとき
次に、タイを出国して日本に帰るときについて解説します。
バンコク市内からドンムアン空港までタクシーで移動
まず、バンコク市内のホテルからドンムアン空港までタクシーで移動します。
バンコク市内中心部からドンムアン空港までは渋滞がなければ40分程度、渋滞がある場合は1時間以上かかることもあります。余裕をもって、1時間半みておけば大丈夫だと思います。
バンコクからドンムアン空港までの相場は250~300バーツほど。それに加えて、高速代を料金所で50バーツから120バーツほど支払う必要があります。高速料金はタクシーの経路によって変わります。
後述しますが、ドンムアン空港にはレストラン街やお土産店もたくさんあって見応えがあるので、もし早く着いても時間を持て余す心配はないと思います。
バンコク市内からドンムアン空港へ向かう場合もグラブ(Grab)を利用すると便利です。
チェックイン
空港に着いたら、チェックインカウンターでチェックインします。
ドンムアン空港のチェックインカウンターは長い行列ができていることが多いので、事前にWebチェックインをしておくと早いです。
エアアジアを利用するなら、チェックイン端末を利用すると、すばやくチェックインができます。日本語にも対応しています。
お土産探し
出国前に最後のお土産探しはいかがでしょうか?
出国審査前、そして出国審査後にもたくさんお土産屋さんがあります。ドンムアン空港空港のお土産情報はこちらをご覧ください。
手荷物検査&出国審査
手荷物検査後、イミグレーションで出国審査を受けます。出国審査の列も並ぶことが多いので、早め早めの行動が吉。出国審査時には入国時に返却された出国カードが必要になるので、必ず手元に用意しておきましょう!
空港ラウンジでご飯を食べたりのんびりするのもおすすめ
出国審査と保安検査を終え、お土産探しも一段落したら、空港ラウンジでゆっくりするのもおすすめです。
ドンムアン空港のラウンジでは、タイ料理などのご飯が食べられるほか、コーヒーやビールなどのお酒もあり、なんとマッサージサービス(服の上から肩をもむ簡単なものです)もあるんです!
このような世界中1,200か所以上の空港ラウンジを利用できるプライオリティパスというカードがあります。我が家もプライオリティパスを持っているので、ドンムアン空港を利用する際は毎回ラウンジを利用させてもらっています。
私達がドンムアン空港でいつも利用しているのは、保安検査場を抜けてすぐのところにある「THE CORAL EXECUTIVE LOUNGE」です。快適なのはもちろん、ご飯代が毎回浮くのもありがたいです。
プライオリティパスの通常の年会費は399USDと高額ですが、特定のクレジットカードを所有していると、なんと無料で付帯してきます。
その一例が楽天プレミアムカードです。
プライオリティパスのほか、海外旅行保険も付帯しているので、頻繁に海外旅行にでかける方なら入会しておくといいと思います。
搭乗
時間になったら、飛行機に搭乗します。
日本の飛行機と違って、搭乗時間(ボーディングタイム)が飛行機の出発時刻より早めに設定されていることがほとんどです。
航空券の情報をよく見て乗り遅れないようにしましょう。まぁLCCなのでボーディングタイムから遅れることも多いですけどね。
また、空港でゆっくり過ごしている間に携帯の充電が少なくなってしまった場合もドンムアン空港には無料充電スタンドが安心ですよ。
以上、バンコクのドンムアン空港の利用情報についてまとめました。少しは参考になったでしょうか?皆さんのタイ旅行が楽しいものになることを心から祈っています!
サクさん、初めまして。マツと申します。有益な内容と参考になる情報、ありがとうございます。今度6月に初めてコンカーンにいく予定で、ドンムアン空港でトランジットしてコンカーンに向かいます。一度も空港外に出ずにバンコク国内線に乗り換えですが、国内線の待合スペースに両替場はありますでしょうか?
マツさん
こんにちは。コメントありがとうございます。
ドンムアン空港でトランジットしたことがないので、なんとも言えないです。ドンムアン空港のイミグレーションを抜けた後のBaggage Claimのところに両替所があったと思います。もしドンムアン空港で入国手続をとられるなら、そこを利用できるのではないでしょうか。明確にお返事できなくてすみません。
サク