夫の出張終わりにタイミングをあわせて、インドネシア・ジャカルタに旅行に行ってきました。
ジャカルタと聞いて、どんなイメージを持ちますか?Twitterの記録をさかのぼったら、1年半ほど前にこんなつぶやきをしていました。
グーグルで「ジャカルタ 観光」で調べたらサジェストワードで「ない」って出てきた。
そんなに観光するとこないのかなぁ?
— サク@バンコク🇹🇭在住ブロガー (@saku_bangkok) March 2, 2018
そう、ジャカルタと言えば「観光をするところが無い」なんて言われがち。インドネシアの首都にもかかわらず、旅行先としては影の薄い街です。
実際ジャカルタに行ってみて、たしかに日本からわざわざ旅行で来るほどではないかな、とは思いました。でも、バンコクから「ジャカルタってどんなところだろう?」ってふらっと見に行くという意味では、十分に満足できたし、おもしろかったです。特に、ジャカルタ内でもエリアごとに全然雰囲気が違うのが興味深かった。
そんなジャカルタ旅行の記録をまとめておこうと思います。
ジャカルタ旅行の基本情報
まずはジャカルタ旅行にあたっての基本情報から!
タイバーツからインドネシアルピアへの両替
私達はタイ在住のため、タイバーツからインドネシアルピアに両替しました。この場合、バンコクのオレンジのスーパーリッチのレートが良かったです。
ジャカルタでの通信(SIM)
ジャカルタでの通信手段の確保には、SIM2flyを使いました。ジャカルタで買った方が安いのかもしれないけど、以前買ってキープしていたSIM2Flyがあったので、ちゃんと使えるかどうか確かめたくて。
私のスマホはデュアルシム対応なのでSIM2Flyをスロット2に入れっぱなしにしているのですが、SIMの入れ替えが必要なくてたいへん便利でした。通信速度も申し分なかったです。
SIM2Flyは日本のAmazonでも買えます。
電源プラグはC型・変換プラグ必須!
タイからジャカルタに行って(夫が)困ったのがこれ!
ちゃんと調べていなかったのが悪いのですが、タイでは問題なく使えるA型のプラグがなくて困りました。ホテルでも変換プラグを貸してもらえなかったそうで。夫はジャカルタのスーパーで変換プラグを買ってしのいだそうです。
インドネシア・ジャカルタの電源タイプはC型です。
世界対応の変換プラグ、やっぱり買おうかな。
日本からジャカルタに行くなら電圧にも注意が必要ですね。タイからなら電圧はだいたい一緒だから心配ありません。
移動はグラブ(Grab)を利用しました
ジャカルタ市内での移動はすべてグラブ(Grab)を利用しました。安いし、安心だし、インドネシア語が分からなくても問題なく利用できて便利でした。
ジャカルタの天気・服装
私がジャカルタを訪れた12月上旬は、ちょうど雨期に入った時期。暑いけど、そこまで暑すぎず、わりと快適に過ごせました。
雨期と聞いていましたが、そんなに雨は降りませんでした。
それよりも、大気汚染アプリで見るとバンコクに比べて空気がきれいだったことに驚き。夫はすごく快適だったみたい。でも私は目が痒かったり、鼻がむずむずしたりしました。ジャカルタには花粉でも飛んでいるのかしら?
イスラム教の国なので服装はどうしようか調べてみましたが、寺院以外の場所ではさほど気にしなくて大丈夫みたい。なので、普通にバンコクで過ごすのと同じ服装で過ごしました。
ジャカルタで滞在したホテル
私達が滞在したのは、ジャカルタのタムリン地区のIbis Arcadiaというホテルです。
1泊3000円くらいで安いし場所も良いのでここにしました。水回りの清潔感が若干気になりましたが、お値段の割には快適に過ごせたと思います。
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ジャカルタで泊まるホテルを選ぶにあたって、在住の方によって運営されている情報サイト「ジャカルタ飯」の以下の記事を参考にさせてもらいました。
ジャカルタ観光で面白かった場所
ここからは、ジャカルタで行った観光地で良かったところをピックアップしてまとめます。
インドネシア国立博物館の日本語ガイド
私が今回の旅で一番良かったのは国立博物館の日本語ガイド(毎週火曜日と、第一土曜日限定)。やっぱり日本語でガイドしてもらえると理解度が違います。これが無料ってすごいなー。
インドネシア国立博物館を代表する光景として紹介してもらった、たくさんの石像が鎮座する場所は圧巻でした。
黄金とか宝石とか、由来がよく分からなくても純粋に興味が湧く展示物もたくさんあって楽しめました。
ジャカルタの国立博物館。
シンボルの象はタイのラマ5 世から贈られたものだそう。
第一土曜限定の日本語ツアーのおかげで楽しく見学できました。 pic.twitter.com/YC6mcm4Zfp— サク@バンコク🇹🇭在住ブロガー (@saku_bangkok) December 7, 2019
コタ地区&コタ駅
ジャカルタ旧市街のコタ地区。オランダ統治時代の名残であるコロニアル建築がたくさん見られるエリアです。
ジャカルタ・コタ地区のファタヒラ広場。ここではカラフルな自転を乗るのが定番なのかな…?
いろんな姿の大道芸人さんたちがいて、なかなかカオスでした。 pic.twitter.com/FhuelMrTA7
— サク@バンコク🇹🇭在住ブロガー (@saku_bangkok) December 8, 2019
コタ地区のファタヒラ広場で絶対に行ってみたかったのがカフェバタヴィア。レトロ感がたまらない…!
コタ地区のカフェバタヴィア。歴史あるレトロな建物。ジャカルタは昔はバタヴィアって呼ばれてたって博物館で習ったばかりだったから、名前にも親しみをもてた。
チャイみたいなの、激甘だった…! pic.twitter.com/UnNIsYBw1u— サク@バンコク🇹🇭在住ブロガー (@saku_bangkok) December 8, 2019
カフェの1階は喫煙ゾーンになっていました。ジャカルタにおいて全体的に感じたのが、喫煙OKの場所がまだけっこうあること。バンコクでは屋内喫煙不可の場所が多いから意外に感じました。
駅を見ておきたくて、コタ駅にも行ってみました。
ジャカルタ・コタ駅。
バンコクのフアランポーン駅と似たようなレトロ感だけど、スタバが入ってたり、券売機や自動改札機があって、こっちのが進んでた。 pic.twitter.com/2XLh2SSApI
— サク@バンコク🇹🇭在住ブロガー (@saku_bangkok) December 8, 2019
バンコクのフアランポーン駅と同じような感じかな、と漠然と予想していたけれどコタ駅の方が現代的でした。自動改札機があってプラットフォームには入れず。駅の周辺は、人混みと車とバイクで大混雑でした。
コタエリアは昼間はいいけれど、夜は治安がとても悪い場所だから近づかない方がいいらしい。
イスティクラル・モスク
ジャカルタ旅行で一番見てみたかったのがこのモスクです。
イスラム教徒以外の観光客は、入り口あたりで手招きされてノートにいろいろ記入します。そして英語ガイド役の方に連れられて館内を見学させてもらいました。
着いてから「この格好でいいのか!?」と焦ったけど、中で羽織を貸してもらえるから大丈夫でした。私は長袖&ロングスカートだったので羽織なくてもOKでしたが、夫は半ズボンだったので羽織を着せられていました。それから館内では靴を脱ぐ必要がありました。ちょうど改築工事中ということもあってけっこう足の裏が汚れたので注意。
私達が行ったときには、見学に来ている人はほかにいなかったような気がします。
モスクはとにかく大きくて、圧巻でした!
モスクの中に入ったのははじめてで、メッカの方向を示す矢印だとか、お祈りの一人分のスペースの枠とか、興味深く見学させてもらいました。
20~30分くらいのガイドの後、ガイド役の方にお布施を求められます。全然下調べをしていなかったからいくら渡せばいいのか分からなくて、手元にあったRp50,000を二人分として渡しましたが、どうやら相場からそう外れていなかったみたいで良かった。
ジャカルタの乗り物
観光地ではありませんが、ジャカルタの街を走っている乗り物がどれもかわいくて、興味深かったです。
トゥクトゥクみたいな青い乗り物。
扉を開けたまま走る水色のバン。
馬車。
ジャカルタで美味しかったレストラン&カフェ
ジャカルタで食べて美味しかったレストランとカフェを紹介します。
以下のラインナップを見て「インドネシア料理は?」と思われるでしょうが、一食目に食べてイマイチ合わない気がしたので、スパッと諦めて西洋料理中心にしました。
Mamma Rosy(イタリアン)
元バンコク在住で現在はジャカルタにいらっしゃるまきこさんがブログで勧めていらして、またほかのブログでも絶賛の嵐だったのでチョイスしました。
皆さんラザニアを勧めてるんだけど、ラザニア自体がそんなに好きじゃないからピザとパスタにしました。どちらも美味しかったです。
宿泊していたタムリン地区からけっこう離れていたけど、わざわざ来てよかった。
#ジャカルタ 最後のお昼ごはんは、在住の方のブログで評判がよかったMamma Rosyへ。
ここも美味しかった😍
飲みそこねてたビンタンビールをここで。 pic.twitter.com/qmdc8iNwyz— サク@バンコク🇹🇭在住ブロガー (@saku_bangkok) December 8, 2019
DOPE Burger & CO.(ハンバーガー)
こちらも在住の方のブログで評判がよかったハンバーガーショップ。
これが絶品で!ピンクのネオンには驚いたけれど、味はピカイチでした。グローブをはめて手づかみで食べるスタイルも面白かった。
夜はハンバーガーを食べにいった。ピンクのネオンが怪しいけど、普通のお店でした。
ここのハンバーガー絶品!🍔
メニューにビールなかったけど、聞いたら出してくれた。ビンタンのレモン味。 pic.twitter.com/xzkchqelvs
— サク@バンコク🇹🇭在住ブロガー (@saku_bangkok) December 8, 2019
ピピルティンのチョコレートカフェ
以前夫がインドネシア出張に行ったときに買ってきてくれたピピルティンのチョコ。
そのカフェを、グランドインドネシアの地下にあるスーパーにて発見。
Buy1Get1でお得だったし、濃厚で美味しかったです!
グランドインドネシア内スーパーのピピルティンのチョコレートカフェで全メニューBuy1Get1だったから飲んでみた。
ナッツ多めで濃厚。美味しい。 pic.twitter.com/f7JKWfnMXL— サク@バンコク🇹🇭在住ブロガー (@saku_bangkok) December 6, 2019
ジャカルタのマッサージ&クリームバス
クリームス(サリナーデパート内のJohnny Danuarta Salon)
今回のジャカルタ旅行がここまで楽しい思い出になっているのは、クリームバスがめちゃくちゃ気持ちよかったからだと思う。
クリームバスとは、たっぷりのクリームを使って行うインドネシア発祥のヘッドマッサージのこと。ジャカルタ滞在中に一度は受けてみたかったのですよね。
ためしにホテルにほど近いサリナーデパート内の美容室でお願いしたらハマってしまいました。気持ち良いし、終わった後に髪がココナッツっぽい香りになるのも良い。
ジャカルタに来ました。
モール内の美容室でまずはクリームバスを。これめっちゃ気持ちいい!!
頭だけでなく、首、服に手を突っ込んで肩甲骨あたりまでマッサージしてくれる😊また明日も来ようかな。
ドライ込で1時間900円くらい。 pic.twitter.com/4SCz8IUsf7
— サク@バンコク🇹🇭在住ブロガー (@saku_bangkok) December 6, 2019
あまりに気持ちよかったので、次の日も行きました。次の日行ってわかったことは、初日のお兄さんのテクニックがすごかったってこと(笑)やっぱりマッサージ系は人によりますね。それでも、やっぱり気持ちよかったけど。
マッサージ(BERSIH SEHAT)
私がクリームバスを受けている間、夫は何をしていたかというと、ホテル近くでマッサージを受けていました。オイルを使ったマッサージで気持ちよかったらしいです。
ジャカルタのお土産
コーヒー
ジャカルタに行ったら、絶対に買いたかったのがコーヒー豆。これも在住の方のブログで読んで目をつけていたAnomali Coffee で買いました。せっかくだから奮発してコピ・ルアックも買っちゃった!Anomali Coffee で見つけられなかったトラジャはスーパーで。
Anomali Coffeeでは豆をひいてくれたのだけれど、私の伝達ミスでエスプレッソ用の細かさに…。それでも美味しかったけど。
バティック(Lucy’s Batik)
最終日にランチを食べにいったクマンエリアは、おしゃれな雑貨屋さんが集まってるエリアだとかで、そのうちの一軒に行ってみました。
そこで出会った大判のバティックを自分へのお土産に。さっそく帰りの冷えた機内で大活躍でした。
お土産買いに雑貨屋さんLucy’s Batikへ。バリが本店らしい。バティックの大判ストールを買ってみた。1,300円くらい。 pic.twitter.com/StHmpqEdBZ
— サク@バンコク🇹🇭在住ブロガー (@saku_bangkok) December 8, 2019
ヘアビタミン Elips
おなじみのインドネシア土産のヘアビタミンElips。
日本にもバンコクでも、売っていることは知っている。…知っているが、個人的にはこれをもらえたら嬉しいので、今回の友達へのお土産もコレにしました。
あとでバンコクのスーパーで価格を比較したら、やっぱりインドネシアで買う方が安かったです。
ジャカルタのお酒事情
ジャカルタでは予想以上にお酒が手に入らなくて驚きました。レストランではあまり出されていないことはふわっと把握していたけれど、スーパーやコンビニでも売っていない店が多いなんて!
小規模の店舗ではお酒の販売が禁止されていて、大型スーパーじゃないと売っていないんだそう。
ジャカルタの治安
気になるジャカルタの治安のこと。Twitterでも治安についてアドバイスをいただいたり、「治安どうですか?」とメッセージをいただいたりしました。旅の直前に爆発騒ぎがあったこともあって、私達も頭の隅で気になっていました。
幸運なことに何事もなく旅を終えることができましたが、ジャカルタは治安が悪いというイメージがあります。
実際に行ってみた感想としては、ジャカルタの街は、エリアごとに全然違う雰囲気であるということ。数キロ離れているだけとは思えないくらい。
たとえば、オバマ元大統領が幼少期に暮らしたというメンテン地区は、見渡す限りの高級住宅街で緑も豊かで驚きました。
ジャカルタのメンテン地区。豪邸しかない住宅街にびっくり!緑豊か〜。 pic.twitter.com/dWbeAsV3rw
— サク@バンコク🇹🇭在住ブロガー (@saku_bangkok) December 8, 2019
そうと思えば、車の車窓からスラムのような光景も見えたり。ジャカルタはバンコク以上にエリアごとの特色がはっきり別れているように感じました。
以上、私のはじめてのジャカルタ旅行についてまとめました。「何も見るところがない」なんていわれるジャカルタですが、やっぱりはじめての街は興味深く面白かったです。タイに住んでいるうちに、機会があれば一度は行ってみてもいいんじゃないかと思います。
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とはいっても、インドネシアに行くなら、まずは王道のバリ島からでしょうね~。
※文中の日本円表記は1バーツ≒3.6円で計算(2019年12月現在)