バンコクから日帰りでタイ・ペッチャブリー県にあるカオルアン洞窟に行ってきました!
洞窟の岩の割れ目から光の帯が差す神秘的な光景をこの目で見ることができて大満足。今回はこのカオルアン洞窟への行き方も含めて紹介したいと思います。
カオルアン洞窟とは?
カオルアン洞窟とはタイ・ペッチャブリー県にある洞窟で、岩の割れ目から光が差し込む神秘的な景色が見られることで有名です。
タイ国政府観光庁によると、日本の幕末と同時代の王様であるラーマ4世がこの洞窟の静けさを好み、頻繁に訪れて数多くの仏像を残したんだそう。
カオルアン洞窟と同様、洞窟に光が差す景色が見られる場所としてはホアヒン南部のプラヤナコーン洞窟のクーハーカルハット宮殿があります。
こちらもいつか行ってみたい場所なのですが、調べてみるとたどり着くまでに山を登ったりボートに乗ったりする必要があるらしく、なかなか大変そう。
そこで今回はバンコクからも比較的近くて車で行けるカオルアン洞窟の方に行ってみることにしました。
◆カオルアン洞窟
- 営業時間:8:30-16:00
- 入場料:無料
- 地図:Google マップ
バンコクからカオルアン洞窟へのアクセス
バンコクからカオルアン洞窟へのアクセス方法を紹介します。
フアランポーン駅から鉄道で
バンコクから公共交通機関を使って行く場合、一番簡単なのはフアランポーン駅から鉄道を使ってペチャブリー駅へ向かう方法だと思います。
◆フアランポーン駅
- アクセス:MRTフアランポーン駅直結
- 地図:Google mapで開く
朝一番の列車に乗るならこれです。
- Train No.43 8:05発ー10:40着 Special Express 388バーツ
以前ナコンパトムにエビを食べに行ったときにこの列車を利用したのですが、高額な列車だけあってシートはふかふかだし飲み物と軽食もついていて快適でした。その時の様子はこちらの記事をご参照ください。
ペッチャブリー駅からの帰りの候補になりそうな列車は以下のとおり。
- Train No.262 15:09発ー19:00着 Ordinary 34バーツ
- Train No.40 16:47発ー19:45着 Special Express 388バーツ
なおタイ国鉄の時刻表はこちらのWebサイトで調べられるので、お出かけ前にチェックしてみてくださいね。
ペッチャブリー駅到着後ですが、駅からカオルアン洞窟までは3kmほど離れているので、バイクタクシーかソンテウを使って向かうと良いと思います。
南バスターミナルからバス・ロットゥー(バン)で
バスでペッチャブリーまで行くなら、バンコクの南バスターミナルが出発地点になります。正確な料金はわかりませんが国鉄のSpecial Expressよりも安いはず。
バスでペッチャブリーまで行った方のブログ記事はみつかりませんでしたが、ロットゥーで行った方が詳しく記録を残していらしたので参考にリンクを貼らせてもらいます。
ただしロットゥー(バン)は運転が荒い人に当たると生きた心地がしないので私はなるだけ乗りたくないな…。
◆南バスターミナル(サーイタイマイ)
- アクセス:バンコク中心部から車で30分
- 地図:Google マップ
運転手付きの車をチャーター
運転手付きの車をチャーターするという方法もあります。
ペッチャブリー日帰りだと、セダンタイプで3,000バーツ~くらい。ハイエースだと4,000バーツ~くらい。特に大人数のグループ旅行ならお得だと思います。
小さなお子様連れの家族旅行におすすめできる方法です。
日本語観光ツアーを利用
タイ初心者でも安心の日本語ツアーも出ています。カオルアン洞窟だけでなく周辺の観光スポットも網羅。日本語ガイド、昼食付き。
ツアーの最後で訪れることになっているチャアムのマルカッタイヤワン宮殿 は私達も以前訪れたことがあるのですが、海沿いに立つ水色の壁が涼し気な宮殿でてとても良かったですよ。
レンタカー(運転手無し)を利用
今回私達が利用したのがこの方法。
旅行イベント(タイティアオタイ)でAvisのレンタカークーポンを6枚買っていたので、それを利用しました。というかこのクーポンを消費するためにこの旅を企画しました。
このクーポンは平日利用すれば約600バーツで丸一日車をレンタルできるのでとってもお得。国際運転免許やタイの運転免許証を持っている方ならおすすめです。※週末利用する場合は+300バーツ。
バンコクからカオルアン洞窟まで2時間ほどで到着しました。
駐車場からソンテウでカオルアン洞窟へ
これまで紹介したとおり、バンコクからカオルアン洞窟へは様々な行き方がありますが、どうにかしてカオルアン洞窟の麓の駐車場までたどり着いたとしましょう。
この写真の場所の手前側が駐車場になっています。
駐車場には飲み物などを売るおばさんが数人いるのですが、車を駐車するとそのうちの1人がやってきて「駐車料金は無料だけど飲み物とかをここで買ってね」と言って、猿避けのワニのぬいぐるみを車の上に置いてくれました。この辺りにたくさんいる猿達から車を守っておいてくれるようです。
言われたとおり帰りがけに売店で飲み物を購入したのですが、うっかりワニのぬいぐるみを置いてくれたおばさんと違う人から買ってしまい叱られてしまいました。同じおばさんから買わないとだめらしい…。しまった。しょうがないので同額分のチップを渡して切り抜けました。車で行く人は注意してください!
そんなこんなで車を駐車して洞窟の方へ。見るとソンテウが停まっていて、これに乗れば洞窟まで連れて行ってくれるようです。運賃は1人15バーツ。
迷わず乗りましたが、駐車場から洞窟までは十分に歩ける距離でした。ただ上り坂の傾斜がきついので体力に自信が無い方は迷わずソンテウを利用したほうが良さそう。
なお、帰りもソンテウで坂の下まで送ってもらいましたが追加料金は取られませんでした。15バーツは往復運賃なのかな?
カオルアン洞窟の内部の様子
それでは早速カオルアン洞窟へと入ってみましょう。ソンテウに降ろされた場所のすぐ近くが洞窟への入り口になっています。
ちなみにこの辺りにも猿がたくさんいました。
あんまり凶暴そうな感じはしなかったけど、食べ物などは見せないように注意したほうが良さそう。
階段を下って洞窟の中へ。滑るので足元注意!
この階段が洞窟への入り口です。ちょっとだけひんやりした風が吹いてくる!
急な階段を降りると洞窟の中へと入っていきます。
上から落ちてくる水滴で足元はかなり滑って危険。ここは絶対にスニーカーで来るべきです。ヒールだなんてもってのほか。スニーカーでも靴底が滑りやすいタイプだと危ないかもしれません。
洞窟に差し込む一筋の光が神秘的
洞窟の中に入ると、写真で見ていたのと同じ神秘的な光景が眼の前に広がっています。
ほんとにほんとにキレイ。
何枚も何枚も写真を撮りました。
洞窟の中はほのかに線香の香りが立ち込めています。きっと線香の煙の効果もあって、こんなに光がきれいに見えるんだろうな。
雲が陰ったりして光の加減が変わると、光の筋が消えてボワッとした感じに。これはこれで良い感じ。
光が差し込む割れ目から見える葉っぱの緑色もきれいでした。
ちなみに私達が洞窟を訪れたのは10:50から11:30くらいの時間帯です。聞いた話によると9:30くらいが一番キレイに見えるんだとか。
カオルアン洞窟内部には仏像がたくさん
美しい光の帯に目を奪われがちですが、洞窟内部には仏像がたくさんあります。
大きい金色の涅槃仏。
そして小さい仏像や石像はがそこかしこに…。
ちょっと怖い感じの石像もありました。
中には怖すぎてカメラが向けられなかったものも。
奥のほうもう一箇所光が差し込む場所があります
涅槃仏の脇のアーチをくぐると、その先の空間にも光が差し込んでいました。
この空間もなかなか神秘的でした。
カオルアン洞窟付近の観光スポット
今回私達は別に行きたいところがあったので省略しましたが、ペチャブリー県にはカオルアン洞窟以外にも見どころがあります。ラーマ4世の離宮であるプラナコーンキリ公園(カオワン)に、ラーマ5世宮殿などなど、日本の幕末から明治時代にかけてのタイの王様にまつわるスポットがたくさん。
ペチャブリー観光の計画を立てるなら、この日本語観光ツアーで巡るスポットを参考にすると良いかも。
もしカオルアン洞窟付近で一泊するなら、もうちょっと足を伸ばして海沿いのリゾート地であるチャアムあたりまで行くと良さそうです。
まとめ:カオルアン洞窟は天から差し込む光が神秘的な絶景スポット!バンコクからの日帰り旅行におすすめ!
カオルアン洞窟は洞窟の割れ目から差し込む光の帯が美しい絶景スポットです。写真で見るのとそっくり同じ美しい光景が見れて感動しました。
車があればバンコクからのアクセスもそんなに悪くないので、ちょっとした日帰り旅行におすすめです。アユタヤ遺跡や水上マーケットなど、バンコク近郊のメジャーな日帰りスポットはある程度行き尽くしたという方、ぜひぜひ行ってみてください!
うーん、ここはイマイチ、もっとすごい洞窟があります。
https://photos.app.goo.gl/mbu17heX2wMi4qBP8
そうでしたか。私はカオルアン洞窟もすごいと思いましたが…。どちらの洞窟でしょうか?
カオルアンも行きましたが、比べものになりません。場所は教えると旅行会社に言われそうなので教えられません。ワットパクナムみたいになってしまいます。