タイ全土の特産品が集まる大イベントOTOP Midyear 2019に行ってきました。
OTOP Midyear 2019は、バンコクから車で45分ほど(渋滞なし)の場所にある、インパクトというイベントホールで6月23日(日)まで開催されています。
タイ全土から、布、陶器、かご、化粧品、食べ物、マッサージまで、様々なモノが販売されるイベントで、一言で言えば、ものっすごく楽しいです!
私はもともとこのイベントが大好きでよく行っているのだけれど、今回はたまたまJICAから派遣されて、ノンタブリー県の観光マーケティングやOTOP商品マーケティングのボランティア活動をされている方からメールをいただきました。
「もっと日本人にOTOPのイベントに来てもらって、タイの商品の魅力を知ってもらいたい」、こういった思いがあるそうで、当ブログへのOTOP Midyear 2019について掲載依頼をいただきました。
私もOTOPのイベントは大好きなので、喜んで行ってきました。そしてやっぱり今回も楽しかった。
そこで、この記事では、
- OTOP Midyear 2019のイベントの概要
- 私がOTOP Midyear 2019で気になったもの・体験したこと・食べたもの
を紹介したいと思います。
このブログをきっかけに、OTOP Midyear 2019について興味を持ってもらえたら嬉しいです。
- 期間:2019年6月15日(土)~6月23日(日) 10:00-21:00
- 場所:インパクト(IMPACT Muang Thong Thani)チャレンジャーホール
OTOP Midyear 2019とは?
まずは、OTOP Midyear 2019の概要から紹介していきます。
OTOP Midyear 2019は、タイ全土の物産が一同に集まる大イベントです。
タイの布、陶器、かご、化粧品、道具のほか、食べ物、マッサージまで何でもあり!タイの特産品について興味がある方なら、絶対楽しいイベントです。
OTOPとは
イベント名についているOTOP(オートップ)とは何でしょうか?
OTOPとは、One Tambon One Productの略。
Tambonはタイ語で「村」に近い意味なので、そのまま日本語に訳すと一村一品運動となります。村のイチオシの特産品っていうイメージですね。
OTOP商品は、その地域まで行かないと手に入らないものも多いのですが、OTOP Midyear 2019ではタイ全土からOTOP商品が集まってきます。
バンコク近郊でタイ全土の良いものを一度に買えるチャンスなんてなかなかありません!
OTOP Midyear 2019のイベント概要
OTOP Midyear 2019のイベントの概要です。
- 期間:2019年6月15日(土)~6月23日(日) 10:00-21:00
- 場所:インパクト(IMPACT Muang Thong Thani)チャレンジャーホール
6月23日(日)まで、ノンタブリー県にあるインパクトというイベント会場で行われています。
BITECやクィーンシリキットと違ってバンコク中心部から遠いのが難点なのですが、行ってしまえばめちゃくちゃ楽しめるイベントです。
バンコク在住女性に人気のセールといえば、
が有名ですが、私が一番ワクワクするイベントがOTOP Midyearです。好きすぎて、これまで何度も行ってます。タイの地方の、自分の全然知らない世界のことを垣間見れて、楽しいんです。
OTOP商品の販売だけでなく、実際にその商品を作っている様子を見られるブースもあって、それも興味深いんですよね。
下の写真は、ノンタブリー県特産の金細工の模様を描いているところ。
細かい作業なのが見て取れます。
実際に作っている様子を見ると、その商品の価値がよく分かります。
このイベントはインパクトのチャレンジャーホール3つと全部貸し切って行われています。モーターショーと同じ規模で、端から端までただ歩くだけでも一苦労。どれだけの大イベントなのか、わかってもらえるでしょうか。
会場には、キッズ向けの遊び場も設けてありました。お子様連れの方もぜひ。
OTOP Midyear 2019の会場図
今回のOTOP Midyear 2019の会場図です。
基本的には、タイの「北部」「イサーン」「中央」「南部」と地域ごとに別れています。
中央の青色の枠でかこったあたりは、「現代の名工」的なゾーンとか、「進化したOTOP」ゾーンとか、地域関係なくおすすめ商品が配置されているので、このあたりから見ると全体像が分かりやすいかもしれません。
私も今回は青色の枠でかこったゾーンを中心に見ました。
会場の両端は、食べ物ゾーン(赤色の枠)になっていて、全国の美味しくて面白い食べ物を食べることができます。
スパ・マッサージエリア(オレンジ色の枠)も、左右二箇所にあるので、疲れたらぜひ。
会場奥側の水色の枠でかこったあたりは、タイムセール的な場所になっているので、掘り出し物が見つかるかも。
OTOP Midyear 2019で私が気になったもの
OTOP Midyear 2019のことを網羅的に紹介するのは広すぎて無理なので、
- 私が「ものすごく欲しい!」って思ったもの
- 欲しいわけじゃないけど心に残ったもの
を中心に紹介したいと思います。
物販エリア
まずは物販エリアから。
基本的には、下の地図で青色で囲ったあたりにあったモノです。
陶器
今回は、陶器に目がいきました。
ノンタブリー県・クレット島でたくさん見た素焼きの器。
これを見たら、またクレット島に行きたくなった。
スコータイ県のサンカローク焼き。
このどっしりした質感と、渋い絵柄が良い!スコータイに行く機会があれば、窯元を訪れてみたいです。
タイでよく見るニワトリ柄の陶器。実はランパーン県のものだったみたい。
窯元によって絵柄が微妙に違って、どれもかわいかった。
タイの焼き物として有名なセラドン焼き。
一口にセラドン焼きといっても、いろんなものがありました。この青~紺色のも、かっこよかったなぁ。
色とりどりに着色されたぞうさんもかわいかった。
タイといえば…のベンジャロン焼きもありました。
どれも素敵だったけれど、私が購入したのは、チェンライ県・ウィアンパパオの焼き物。
この模様に一目惚れ。
意外と薄くて、軽いのもいいんです。1つ200バーツでした。
かごバッグ
最近人気のかごバッグも、いろんな種類がありました。
この系統のバッグがあったのは、下の地図で↓で示した縦の列のあたり。
ざっくりした位置だから、このへんをウロウロして探してみてください。
一口にかごバッグといっても、カジュアルなものもあれば、こんな美しい繊細な品も。
ナコンシータマラート県の職人さんが作っているかごバッグ。これは一万バーツ超え。
こちらのクラッチバッグは2,000バーツ。
布
今回もたくさんの布の店が出ていたけれど、私の興味が陶磁器に偏っていたので、あまり目に付きませんでした。
それでも、タイシルクの機織り実演ブースは気になって見学しました。とっても細かい作業で、気が遠くなりました。
タイシルクのなんともいえない光沢、いいですよね。
今回はタイだけでなくて、周辺諸国の製品もやってきていました。
マレーシア、インドネシア、ラオス…いろんな国の布があって、それぞれ違ってどれも美しく、感動したな。でもやっぱり私はラオスの模様が好きだなって再確認。
布系で気になったのは、INNOVATION OTOPのブース内にあった、IMPANIというブランドです。
INNOVATION OTOPは、伝統的な商品を現代的にアレンジを加えた商品を紹介するコーナー。Before → Afterが展示されていて興味深かった。
IMPANIは、タイの伝統的なチェック柄のコットンの布「パーカオマー」を現代的にアレンジしたお店です。
下の写真の布がパーカオマー。
このパーカオマーを使ったスカート(490バーツ→450バーツに値引き)が着心地良さそうで購入しました。ワイドパンツとかもあってよかったです。
このブースはすごく人気で、私だけじゃなくてたくさんのお客さんで溢れていました。
通販もできるそうなので、また買い足そうかなぁ。
ハーブテント
夫が嫌がりそうだし、火災報知器も鳴りそうだから買わないけれど、実はほしいと思っているハーブテント。
ハーブを蒸す電気鍋と、ハーブもセットで1,800バーツと言っていました。
マッサージ・スパ
広いOTOP会場でのお買い物に疲れたら、マッサージ・スパゾーンで小休憩をしましょう!
今回、私が選んだのは、南部チュンポン県から来たプーゲーオサムンプライ(ภูแก้วสมุนไพร)のショップです。
こんな感じの場所でマッサージを受けます。着替えのズボンを用意してくれるし、着替え用の試着室みたいな場所もあるから身一つで行って大丈夫です。
足のスクラブ&オイルマッサージ、首肩マッサージがセットになった60分300バーツのメニューを受けることに!お安いー!
「ここだけでしかできないよ!」「サムイ島のアナンタラホテルでは850バーツのメニューよ!(私のタイ語の聞き取りがあってるなら、こう言ってた。)」などの客引き文句にまんまとのせられて、体験することになりました。
まずは、熱々にあたためた細かい砂に足をつっこんで温めます。こんなの初めて!
さらにハーブの入ったお湯で足を温めつつ、砂を流したら…。
コーヒーのカスが入ったスクラブで足をマッサージ。コーヒーのよい香りが漂います。
スクラブを落としたら、次はココナッツオイルでのマッサージ。極楽…。私の日焼けした足も喜んでいます。
そして最後の肩マッサージも、オイルかバームをつけて丁寧にやってくれて、最高でした!
食べ物エリア
最後に、食べ物エリアで食べたものを紹介!
ランチに食べたのは、魚の胃袋とココナツの新芽のスープ。
美味しそうに見えたのと、ココナツの新芽はあまり見ないから気になって。味つけがちょうどよく、ココナツの新芽のたけのこのような食感が美味しかったです。麺(センミー)も入れてくれたよ。
ほかにたくさん珍しいものがあるのに、どうしても食べたくなったムーピン。
ムーピンなんていつでも食べられるのにねぇ…。でもいいんです。こういう場所では自分の心の赴くままに楽しむのが一番!
OTOP散策の最後に、メーホンソーン県SOOKコーヒーのドリップコーヒー(50バーツ)をいれてもらってほっこり。これも美味しかったな。
コーヒーと一緒に食べた揚げパン・パートンコー。
そしてお土産には、夫も好きなアユタヤのロティサイマイを。
今回のOTOPも大満足でした。
インパクト(IMPACT)チャレンジャーホールへの行き方
最後になりましたが、OTOP会場のインパクト(IMPACT)チャレンジャーホールまでの行き方を解説します。
バンコクからインパクトまでの行き方はこちらを見てください。
バンに乗って、インパクトまでたどりついたとしましょう。下の写真がバンから降ろされる場所です。
そのすぐそばの、FOOD ATRIUMに入ります。
左手の方に、郵便局があります。
その奥のJUPITERって書いてある扉から入ってまっすぐ歩きます。
しばらく行くとこんな空間に着きます。
エスカレーターを登った先に、チャレンジャーホールの入り口があります。
いざ、OTOPの世界へ!!
まとめ:OTOP Midyear 2019で、買い物・食べ歩き・マッサージを大満喫!
以上、私がOTOP Midyear 2019で楽しんだ、買い物・食べ歩き・マッサージについて紹介しました。
ほかのバンコクのセールに比べたら日本人の間での知名度は低いし、アクセスも良くないけれど、行ったら絶対に楽しめる、そんなイベントです。
表示は基本タイ語なので、多少タイ文字が読める人と一緒に行った方が分かりやすいかもしれないけれど、読めなくても大丈夫です。なぜなら、タイ文字一つも読めないときから私はOTOPのフェアに行っているから。タイ文字が分からなくても楽しめます。
◆2015年の記録
◆2016年の記録
◆2017年の記録
タイ全土の特産品が一堂に会する機会なんて、なかなかありません。ぜひ今週末はOTOP Mid Yearにお出かけください!
※文中の日本円表記は1バーツ≒3.5円で計算(2019年6月現在)