アジアを代表するウェルネスブランド「パンピューリ」が、2017年にバンコク都心にオープンしたのが日本式の温泉設備がそなわったウェルネス施設【パンピューリウェルネス(PAÑPURI WELLNESS)】です。
今回、こちらでプライベート温泉とマッサージを体験させてもらいました。
バンコク都心のビル群をのぞむプライベート温泉で体をあたためてからの、自慢のアロマプロダクトを使ったマッサージは最高!
和のエッセンスを感じるスタイリッシュな空間でリラックスしたひとときを過ごすことができました。
2020年7月に再訪。温泉(大浴場)とフェイシャルトリートメントを受けてきました。
パンピューリウェルネスの概要
国内外の多くの高級ホテルでアメニティに採用されているパンピューリは、アジアを代表するウェルネスブランドです。
そんなパンピューリのスパが、2017年にバンコク都心部の高級ショッピングセンター「ゲイソーンビレッジ」内のゲイソーンタワー12階に移転オープンしました。
パンピューリ製品を使ったオーガニックトリートメントやフェイシャルだけでなく、日本式の温泉、ウェルネススタジオ(フィットネス)、そして食事と、トータルに美と健康をサポートする新しいスタイルのウェルネス施設です。
パンピューリウェルネスでのプライベート温泉&マッサージレビュー
以下、私のパンピューリウェルネスでの体験を詳しくレビューしていきたいと思います!
広々としてスタイリッシュなレセプション
パンピューリウェルネスは、ゲイソーンタワー12階のワンフロア全部を贅沢に使っています。その広さは2,000㎡。バンコク都心でも有数の広さなんだそう。
エレベーターを使って12階に降り立つと、そこはもうレセプション。
どこまでもシンプルを極めていて、静寂さえ感じるほど。
飾られているお花も素敵。
素敵な空間にうっとりしているとウェルカムドリンクが運ばれてきました。(※注:ウェルカムドリンクはスパゲストのみで、公共温泉(大浴場)のみの利用客には提供されないそうです。)
オーガニックのフィンガールート、ライム、はちみつを使ったドリンクは甘みを最小限におさえたスッキリ味で美味しい。
今回体験させてもらうメニューはこちらです。
- プライベート温泉 30分 1,800B(約6,120円)
- シグネチャーマッサージ 90分 3,500B(約11,900円) 合計5,300B
予約内容を確認したら、カードに記入していきます。
既往歴やアレルギーの確認のほか、希望するマッサージの強さや、肌のタイプなど細かく記入します。
次に、シグネチャーマッサージで使用するアロマオイルを選びます。
リラクゼーションとリフレッシュどちらを希望するかと聞かれ、リフレッシュを選んだ私にすすめてもらったのがレモングラスをベースにしたオイルです。レモングラスは大好きなので、迷うことなくそれに決定。
そのほか、ジャスミン、ローズなど数種類のオイルが用意されていました。
まるで高級ホテルのようなマッサージルーム
さっそくセラピストさんと一緒にマッサージルームへ向かいます。
案内されたのは、広々としたプライベートルーム。大きな窓からはバンコクの街並みが見えて開放感があります。
窓際にはプライベート温泉、そしてマッサージベッドが2台。
クローゼットには、バスローブとアメニティ、貴重品入れが備え付けられています。
部屋の入り口付近にはシャワールームとトイレがあります。白を貴重とした清潔感のある雰囲気です。
もちろん、シャワージェルやシャンプー、コンディショナーもパンピューリのもの。すべてレモングラスの香りに統一されていました。
施設からアメニティにいたるまで、 まるで五つ星ホテルの一室のような広さと快適さでした。
シャワーを浴びてバスローブを羽織ったら、黄金の桶で足を洗ってもらいます。
お湯の中にオーガニックのお塩とフレッシュなコブミカンのエキスを絞り入れ、スクラブで丁寧に足を洗ってくれました。
足を洗ってもらう間、肩には温かいまくらを。ほんわり香るハーブと穀物の香りにも癒やされます。
ソファーの脇には、空気清浄機も設置されていました。近年大気汚染が深刻化しているバンコクでこの設備は嬉しい。
街を見下ろすプライベート温泉で草津の湯を満喫
足を洗ってもらったら、念願の温泉タイムです。
草津温泉の成分のお湯で温度は40℃、とてもよい湯加減でゆったりと贅沢な30分。
時間が区切られている場合どうしても時間が気になってしまうものですが、湯船の近くにきちんと時計が備え付けられていて安心できました。
景色を眺めながら温泉に入って15分もすればぽっかぽかに。
湯船の近くには常温と冷たいお水も用意されていて、たっぷり水分補給させてもらいました。
90分のシグネチャーマッサージで深くリラックス
次に温泉で温まった体をアロマオイルマッサージでほぐしてもらいます。
ベッドはマッサージ専用に作られたもので、ベッドはふかふかだし、体に触れるタオルの肌触りも良く、うつぶせでも快適なんです。このベッドシーツとタオルもオーガニック素材なんだそうですよ。
また、ベッド自体がほんのりと暖かいので、寒さを感じることがありません。
マッサージは丁寧で優しく、それでいてしっかりコリに届くちょうどよい強さ。手技が豊富で単調にならず、とにかく気持ちよくて最高です。
ブログでレビューするために、今回は最後までしっかり起きていようと思ったけれど、どうしても途中でウトウトしてしまいました。やっぱり上手なセラピストさんにマッサージしてもらうと、ずっと目を覚ましておくのは無理ですね。
うつぶせから仰向けになるときもすべての動作がスムーズで、さすがといった感じでした。
すごく印象に残っているのがマッサージの終わりの合図。マッサージの最後にゼラニウムとスペアミントのブレンドオイルを嗅がせてくれるんです。これで一気に意識がシャキッとして、自然に覚醒しました。とても気持ちのよいマッサージの終了の合図だなと思いました。
着替えを済ませたら、レセプションに戻ってオーガニックの果物とお茶でリフレッシュ。
いやはや、とても贅沢な時間を過ごすことができました。
おさらいですが、今回受けたメニューはこちら。
- プライベート温泉 30分 1,800B(約6,120円)
- シグネチャートリートメント 90分 3,500B(約11,900円) 合計5,300B
時間が許せば、ボディポリッシュ30分とフット30分がついたパッケージがオトクでおすすめです。
◆PAÑPURI Signature Pure Relaxation Body Ritual 180分
料金:一人5,400B(約18,360円)/カップル9,200B(約31,280円)
- プライベート温泉 30分
- ボディポリッシュ 30分
- シグネチャーマッサージ 90分
- フット 30分
温泉(大浴場・750B)もあります
今回体験させてもらったのはプライベート温泉の方でしたが、大浴場もあります。
大浴場にも興味があったので、少しだけ見学させてもらいました。
大きな窓からバンコクの街並みを見下ろすデザインです。昼もいいけれど、夜に来たら夜景がきれいなんだろうな。
この温泉の設計を手がけたのは、インテリアデザイン会社A-Asteriskと著名な建築家、中村誠宏氏。このモダンでスタイリッシュなデザインには日本の方が関わっているんですね。温泉といい、シンプル&モダンな空間といい、スパ全体に和のエッセンスを感じるのはそのせいなのかも。
大浴場の温泉は、草津温泉のほか、季節ごとに変わる温泉、炭酸泉、バイタリティプール、水風呂の五種類が用意されているんだそう。また、スチームルーム、ヒマラヤソルトサウナ、アカスリもあります。
ちなみに、温泉の受付で手渡されるタオルセットの中には布パンツと胸を隠す用のチューブトップが入っています。海外では日本のように裸で公共の温泉に入る習慣が無いので、そのためですね。もし裸になることに抵抗がなければつけなくても大丈夫だそうです。
浴室内のアメニティはもちろんパンピューリ製、そしてロッカールームもとても豪華なつくりで素敵でした。
そしてそして、温泉後に利用できるリラクゼーションルームが最高なんです。
景色も良いし、このソファーベッドはいつまでもダラダラできますね~。しかも、このベッド一台一台に充電用のUSBのコンセントが付いているんです。細かいところまで完璧です。
次回は絶対に大浴場を利用してみたい!
料金は750B(約2,550円)と、バンコクにある温泉の中では高額ですが、高級感のある設備でパンピューリのアメニティが使えることを思えば納得。
疲れやストレスがたまった時に、1日かけてリラックスしに行きたいですね。
なお、温泉(大浴場)のみを利用する場合は予約なしでふらっといっても大丈夫だそうです。
大浴場とスパメニューのパッケージもあります。
- 温泉(大浴場)+シグネチャーマッサージ(90分) 3,800B(約12,920円)
- 温泉(大浴場)+あかすり(30分) 1,500B(約5,100円)
- 温泉(大浴場)+タイマッサージ(90分) 2,500B(約8,500円)
MiOさんもパンピューリの温泉(大浴場)についてレビューされているので、もっと詳しく知りたい方は読んでみてください。
▶タイ高級スパブランドPAÑPURI(パンピューリ)の温泉に行って来た@Gaysorn Tower | MiOのバンコクブログ
ナチュラル&オーガニックにこだわった食事メニュー
マッサージを終えてレセプションに戻ってきたとき、美味しそうな香りが漂っていました。そう、パンピューリウェルネスでは食事をとることもできるんです。
提供されるのはナチュラル&オーガニックにこだわった健康的な料理ばかり。メニューはタイ料理が中心ですが、西洋料理も少し用意されています。
食事もとれるから、朝から1日ゆっくりパンピューリで過ごすなんてことも可能なんです。
また、すべてのメニューが600kcal以下に設定されているんだそう。こういったところにも、利用者の健康への思いやりを感じます。
1日から7日までのウェルネスプログラム
そのほかのメニューの中で私が気になったのが、1日、3日、5日または7日間のウェルネスプログラム。
これは個別にオーダーメイドされたプログラムで、個人の状態に応じて、スパ・トリートメント、ヨガなどのフィットネス、 温泉体験を組み合わせたものです。
こういうプログラムがあるのも、普通のスパとは一味違って面白いですよね。
◆ウェルネスプログラム
- 1日 4,500B(約15,300円)
- 3日 13,000B(約44,200円)
- 5日 21,000B(約71,400円)
- 7日 26,000B(約88,400円)
パンピューリ製品の購入も可能
温泉・スパを通じてパンピューリの製品が気に入ったら、レセプションで購入可能です。
また、パンピューリウェルネスが入っているゲイソーンタワーの2階にはパンピューリのショップがあります。そちらでは、さらに多くのパンピューリ商品を扱っています。
パンピューリウェルネスへの行き方
パンピューリウェルネスの場所は少しだけわかりにくいので、行き方を解説しておきます。
最寄り駅はBTSチットロム駅。6番出口方面から出てスカイウォークを進みます。
右手にあるショッピングセンター「ゲイソーンビレッジ」に入ってください。
入り口のところは、色とりどりの花で彩られています。
ショッピングセンター内をずっと奥へと進むと、木製のドームのエリアがあります。
そこを通り抜けると、右手にエレベーターがあります。
このエレベーターで12階まで進んでください。エレベーターから降りてすぐ、パンピューリウェルネスになっています。
まとめ:パンピューリウェルネスの温泉&スパでリフレッシュ!
以上、パンピューリウェルネスの温泉&スパについてレビューしました。
外国にいながら日本式の温泉が楽しめるなんて、すっごく贅沢なことですよね。しかもこのパンピューリウェルネスは、温泉の良さと高級スパのスタイリッシュさや豪華さがミックスされていてとても気に入りました。
日本にもこういうウェルネス施設があればぜひ行きたいな。きっと探せばあるんだろうけど、ここまでおしゃれで豪華な温泉施設にはお目にかかったことはありません。
本当におすすめなので、みなさんもぜひ行ってみてください!
パンピューリウェルネス(PAÑPURI WELLNESS)の店舗情報
営業時間 | パンピューリウェルネスおよび大浴場温泉 11:00-21:00 スパ 11:00-22:00 (最終予約の受付は、20:00-20:30まで) |
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TEL | +66(0) 2 253 8899 |
panpuriwellness@panpuri.com | |
住所(英) | 12th Floor, Gaysorn Urban Retreat, Gaysorn Village Ploenchit Road, Lumpini, Pathumwan Bangkok 10330 Thailand |
住所(タイ) | 12th Floor, Gaysorn Tower, 127, ถนน ราชดำริ แขวง ลุมพินี เขตปทุมวัน กรุงเทพมหานคร 10330 |
公式URL | Web Facebook Instagram |
アクセス | BTSチットロム駅から徒歩5分 |
地図 | Google Mapで開く |
※文中の日本円表記は1バーツ≒3.4円で計算(2018年10月現在)