ここ数年タイでは乾季に起こるPM2.5による大気汚染が問題になっています。今年の乾季もなかなかひどかった。
この大気汚染の影響を受けてなのか、昨年から副鼻腔炎の症状が現れるようになりました。病院に行ったり鼻うがいをしたりと試していましたが、市販の漢方薬を使ってみたらかなり症状が改善されたので紹介したいと思います。
咳と微熱が続く…コロナじゃなくて副鼻腔炎でした
副鼻腔炎の症状が出始めたのは、2020年3月ごろのことでした。ちょうど新型コロナウイルスの感染拡大が問題になりはじめた時期です。
そんな時期に夫婦2人ともが咳と鼻水、1週間以上続く微熱(37.0~37.5度)のコンボとなれば不安になるというもの。
先に仕事で人と合う機会の多い夫が病院を受診し、新型コロナウイルスの検査も行いましたが陰性。副鼻腔炎という診断がくだされました。それを聞いて「もしかして私も副鼻腔炎?」と思い病院に行ってみたところ、やはり副鼻腔炎だったのです。
副鼻腔炎は鼻のまわりにある空洞「副鼻腔」が炎症を起こす病気で、昔は「蓄膿」とも呼ばれていました。鼻水だけでなく咳や微熱も副鼻腔炎の代表的な症状なんだそうです。
副鼻腔炎には鼻うがいが有効
病院では、治療のための抗菌薬、症状を抑えるための鼻スプレー、そして大量の鼻うがいのための生理食塩水が処方されました。そのため病院に行くたびに大きな紙袋をいくつも抱えて帰ることに。
病院では生理食塩水といっしょに鼻うがい用の大きなシリンジももらったので、それで朝と夜の2回鼻うがいをしていました。鼻うがいのやり方はサミティベート病院の鼻うがいの動画を見て習得しました。
結局2か月程度病院に通い、時間はかかりましたが症状はよくなってきました。もちろん大気汚染のシーズンが終了したということもあったでしょうが。
そして季節がめぐり2021年。また大気汚染のシーズンがやってきました。
鼻詰まり等の症状が出てきましたが、今回は自分で鼻うがい用の生理食塩水を買って鼻うがいをしていたためか、2020年のときほどの症状は出ませんでした。
ただ大気汚染の度合いがひどくなるにつれて、鼻詰まりの症状も悪化してきました。
ブレズ漢方薬局で副鼻腔炎の漢方薬を買ってみた
副鼻腔炎が悪化してきて病院に行くことも考えましたが、大量の抗菌薬が体に良いとも思えなかったので、できるだけ自宅でできる方法を試してみることに。
そこで思いついたのが漢方薬。以前バンコクの日本語対応が可能なブレズ薬局のSNSに副鼻腔炎にきくという漢方薬がのっているのを見つけていたのです。
さっそく試してみようと買ってきました。Sibinusという漢方薬です。
ブレズ薬局はたくさん支店がありますが、漢方薬を売っているのはブレズ漢方薬局のみなのでご注意を。
お値段は1箱36錠入りで590バーツ(約2,070円)でした。1日3回、食前に2錠ずつ飲みます。
飲み忘れもありつつも継続的に飲んでみたところ、約一週間ほどで効き目が出始めました。鼻の通りがよくなってスッキリ。呼吸がしやすくなりました。
スッキリしすぎて、少し鼻の中が乾燥するように感じるくらい。アレルギー性鼻炎の薬を飲んだときのような感じです。
あまりの効き目に驚いて成分を調べてみたのですが、メインの成分はオナモミ。なんと「ひっつき虫」とも呼ばれるトゲトゲの植物でした。子供時代に原っぱに遊びに行くと服にたくさんついていたアレです。
調べてみると、日本でも鼻炎や副鼻腔炎にきく漢方薬として使われているみたい。鼻淵丸という薬のメインの成分として使われているようです。
この漢方薬のおかげで今年の副鼻腔炎の症状は少し軽めですみました。お値段はけっこうしますが、買ってみてよかったなと思います。
もちろん薬なので万人に合うわけではないでしょうし、効き目には個人差があると思うので、参考程度にしてもらえたらと思います。購入の際にはぜひ薬剤師さんに相談してみてください。
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※文中の日本円表記は1バーツ≒3.5円で計算(2021年4月現在)