チェンマイ旧市街から車で20分ほど。木々が茂る森の中に、洞窟寺ワット・ウモーンはあります。
このお寺のハイライトは、瞑想用に掘られた3本の洞窟です。薄暗い洞窟の突き当りには仏像があって、神秘的な気配に満ちています。また、洞窟の入り口の近くには、苔むした石像がたくさん並んでいました。
タイのお寺はキラキラ・ピカピカに装飾されていることが多いですが、ワット・ウモーンからは、「侘び寂び」の空気を感じました。
ワット・ウモーンの場所
ワット・ウモーンがあるのは、チェンマイ旧市街から車で20分くらいの場所です。
地図はこちら。
チェンマイ旧市街からは、ソンテウや配車アプリGrabを利用して行くのが良いと思います。
ワット・ウモーンの概要
ワット・ウモーンの歴史は古く、1,297年ごろ、ランナー王朝の初代メンラーイ王が、スリランカから来た僧侶が修行できるように寺を建立したのがはじまりです。
後に、僧侶が瞑想修行できるようにトンネル(ウモーン)が掘られたことから、ワット・ウモーンと呼ばれるようになったのだそうです。
現在は、隣接する4つの寺院を合併して修行センターとなっていて、厳しい修行を求める僧侶が各地から目指す寺となっているとのこと。
メディテーション(瞑想)センターもあり、外国人観光客も瞑想修行を受けることができます。
ワット・ウモーンのハイライト:3つの入口がある洞窟
瞑想にも興味はあるけれど、私は今回は見学のみ。滞在時間が限られていたので、駆け足で見学してきました。
車を降りてまず感じたのは、森の気配。
お寺の周りに木々が生い茂っている感じは、日本の神社の雰囲気に似ているかも。
ワット・ウモーンのハイライトの洞窟のあるエリアに入るには、外国人観光客は入場料を支払います。20バーツ(約70円)です。
さあ、洞窟の入り口にやってきました。
3つの洞窟が口を開けていました。
洞窟に入るには、ここで靴を脱ぐ必要があります。
洞窟の入り口の壁には苔がびっしり。美しい。
洞窟の中は、薄暗く、神秘的な空気で満ちています。
3つの洞窟は内部でつながっていて、各突き当りにそれぞれ仏像がありました。
庭にある朽ち果てた仏像からも神秘的な気配を感じる
ワット・ウモーンの洞窟の前のお庭には、朽ち果てた仏像がたくさん並んでいました。
なんだか神秘的な気配を感じます。洞窟よりも、こっちの仏像群の方に惹かれました。
そんなお寺でも、のびのびと昼寝をする犬がいました。タイですね。
まとめ:チェンマイのワット・ウモーンは神秘的な雰囲気の洞窟寺
以上、チェンマイの洞窟寺ワット・ウモーンについて紹介しました。
タイでよくあるキラキラ、ピカピカのお寺とは趣が違っていて、むしろ日本の「侘び寂び」の世界に近い空気を感じるお寺でした。
このお寺にはゆっくり滞在して、森の澄んだ空気や、洞窟の神秘的な雰囲気をしっかり満喫できたら最高だろうな。タイにもいろんなお寺があって、面白いですね。
ワット・ウモーン(Wat Umong)の施設情報
- タイ語名:วัดอุโมงค์ สวนพุทธธรรมの施設情報
- 住所(英):135 Moo 10 Suthep Subdistrict, Chiang Mai 50200, Thailand
- 住所(タイ):135 หมู่ที่ 10 ตำบลสุเทพ อำเภอเมืองเชียงใหม่ เชียงใหม่ 50200
- 公式URL:Web
- アクセス:チェンマイ旧市街から車で約20分
- 地図:Google mapで開く
※文中の日本円表記は1バーツ≒3.5円で計算(2019年9月現在)