バンコク観光を語るなら、三大寺院を避けては通れません。
三大寺院とはバンコクを代表する三つの寺院のことで、「ワットプラケオ」「ワットポー」「ワットアルン」の三つを指します。
今回はこのうち金色の涅槃像で有名なワットポーの見どころについて、私なりに紹介したいと思います。
ワットポー観光の基本情報
場所と行き方
ワットポーは、バンコク旧市街地のチャオプラヤ川沿いにあります。
地図はこちら。
コロナ禍の2021年3月の訪問時には南側(Chetuphon通り)の入り口一か所のみが解放されていましたが、現在は複数の場所から入ることができます。
以前はワットポーへはタクシーやチャオプラヤエクスプレスボートで行くのが主流でしたが、地下鉄(MRT)が延伸して以降、とても行きやすくなりました。
最寄り駅のMRTサナームチャイ駅からは歩いて5分ほどです。
三大寺院のワットポーとワットアルン両方を観光するなら、BTSサパーンタクシン駅最寄りのサトーン船着場から船でワットアルンに行きワットアルンを観光。その後渡し舟でワットポーのあるターティアン船着場へ渡る方法もあります。
開館時間
2024年11月時点の開館時間は以下のとおりです。
ワットポーの開館時間 8:00-19:30
拝観料
外国人の拝観料は300バーツ
※120cm以下の子供は無料
服装規定
お寺のため、服装規定があるので気を付けましょう。
- 肩が出る服(ノースリーブ、タンクトップ)はNG
- 膝の出るショートパンツ、ミニスカートはNG
- ビーチサンダルNG
実際は足元に関してはそこまで厳格ではなく、「ビーサン」と呼ばれるような形でなければ、クロックスやtevaなどのサンダルでも大丈夫なことが多いように感じています。
ただお寺では本堂に入る際などに靴を脱ぐ場面が多いので、スニーカー+靴下や、tevaなどのサンダル+靴下持参が良いかなと個人的には思います。
昼間のワットポーの6つの見どころ
それではワットポーの見どころについて、紹介していきます。
金色の涅槃像
ワットポーの一番の見どころは金色の涅槃像(The reclining Buddha)で間違いないでしょう。
地図では④の場所にあります。
なお、涅槃像のある建物内に入るには靴を脱ぐ必要があります。
涅槃像は巨大で金ぴか。その存在感に圧倒されること間違いなし!
涅槃像の足の裏にある螺鈿の文様も見どころです。
また、108つのツボにコインを1枚づつ入れていく、煩悩を捨て去るための儀式も体験できます。コイン一式は20バーツと引き換えです。
4つの巨大な仏塔
ワットポーのもう一つの見どころが4つの巨大仏塔です。
地図では②の場所にあります。
この仏塔はそれぞれタイの歴代の王様であるラマ1世、ラマ2世、ラマ3世、ラマ4世を表しているのだそうです。
そしてこの巨大仏塔の周囲は金色の仏像で取り囲まれており、こちらも美しい。
境内にはこのほかにも小規模な仏塔がたくさんあって、圧巻です。
晴れた日だと、青空によく映えます。
本堂
そしてそして、お寺に来たなら本堂にお参りしなければ。そう、本堂は涅槃像のある建物とは別にあるのです。
地図では①の場所にあります。
一般的に本堂かどうかは、結界石の有無で見分けられるのだそう。ワットポーは王室寺院なので結界石は2枚でした。
本堂の中はこれまた美しい装飾で埋め尽くされています。
入り口付近の壁画も見ごたえがありますね。
この鳥と花のデザインの壁画が特に気に入りました。
入り口近くには花柄の壁も。有名ではないけれど自分のお気に入りの場所を見つけるのも、お寺の楽しみ方の一つ。
本堂の周りは回廊になっていて、こちらにもたくさんの仏様がいらっしゃいます。
境内にたくさんある石像たち
ワットポーの見どころ、まだまだありますよ。次は境内にたくさんある石像たちです。
ひときわ目を引くのは不思議なポーズをとる石像たち。実はこれ、タイ式ヨガの「ルーシーダットン」のポーズをとっています。
私も一時期ルーシーダットンを習っていていくつかのポーズはやったことがあるので、なおのこと親しみを感じます。
そのほか中国風の石像や、動物の石像など、バラエティー豊かな石像を見かけました。
本場のタイ古式マッサージを体験
ワットポーといえば、タイ古式マッサージの総本山としても有名です。お寺散策に疲れたら、ぜひ本場のマッサージを受けてみましょう。
マッサージ小屋は地図の⑱番にあります。
価格は以下のとおり。街中のマッサージ屋さんの2倍くらいの価格です。
2021年3月訪問時は、タイ古式マッサージとフットマッサージのみを提供中とのことでした。
境内を散策していると、タイ古式マッサージにかかわると思われる人体図が描かれた壁画もあって興味深いです。
何が書いてあるかわからないけれど、文字がすごくきれいでワクワクします。
猫
ワットポーの境内には猫がたくさんいます。猫好きな方にはたまらないかも。
ただし、タイはまだ狂犬病がある国ですので、むやみに触らないほうが良いかと思います。
ワットポーの時間外の楽しみ方
以上、昼間のワットポーの見どころを紹介しましたが、その他にも朝と夜だけに体験できる魅力もあります。
朝のルーシーダットン
新型コロナウイルスが流行する以前は、朝8時からマッサージ小屋(⑱)の前あたりでタイ式ヨガ「ルーシーダットン」が行われており、誰でも参加可能でした。
朝ルーシーダットンに参加してそのままお寺見学、そして境内でタイマッサージというのが黄金ルートでしょうか。
ただしコロナ禍のため、現在も行われているかどうかは不明です。
夜のワットポーのライトアップ
夜になるとワットポーはライトアップされます。
以前は午後6時ごろ以降に南門から入ると無料でライトアップしたワットポーを観覧できて、昼間と違う荘厳な雰囲気で美しかったのですが…。2021年3月に行ってみたら閉まっていて入れてもらえませんでした。残念。2023年2月にも再訪しましたが6時閉館で入ることはできませんでした。
2024年11月時点では入場時間が19:30まで延長されたのでライトアップ時に入れる可能性がありますが、入場料が必要かもしれません。
ワットポー見学後のおすすめレストラン
ワットポー見学後に、近くでランチを食べるならスパンニガーイーティングルームが近いです。ワットアルンを見ながらランチをいただけます。でも本当は夕暮れ時のワットアルンを眺めるディナータイムがおすすめ。
もう少しリーズナブルな方が良ければ、ちょっと歩きますが海軍レストランKhun Kung Kitchenもおすすめです。
ワットポー(Wat Pho)の施設情報
営業時間 | 8:00-18:00 |
---|---|
公式URL | |
アクセス | MRTサナームチャイ駅から徒歩5分 |
地図 | Google Mapで開く |
ブログランキングに参加中です。ブログを気に入ってくれたらクリックをお願いします!
にほんブログ村
※文中の日本円表記は1バーツ≒3.5円で計算(2021年4月現在)
バンコク三大寺院の一つ、ワットアルンについてはこちらもどうぞ。